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高橋克也逃走ルート「路線バス」「高速バス」「徒歩」カメラかいくぐってどこへ?

   警視庁はきのう7日(2012年6月)、オウム真理教の逃走犯・高橋克也容疑者の新たに映像を公開した。逃走前に勤務先の事務所を訪れたときの映像やコンビニを出る画像などだ。事務所のは完全な動画だった。しかし、次々に画像を出してきたということは、警察の手詰まり状態を示している。

川崎駅から鉄道利用の形跡なし

   神奈川県川崎市内の会社事務所を出た後の足取りは、3か所ほどの防犯カメラで確認されたものの、肝心の川崎駅周辺からは見つかっていない。鉄道以外の逃走経路かというので、「朝ズバッ!」が仰々しく「検証」をやった。

   その1―路線バス。JR川崎駅からは100路線を超えるバスがあり、中には東京都内までいける路線もある。

   その2―高速バス。川崎からは千葉、木更津行きがある。東北、関西行きとなると横浜からとなる。その横浜だが、市交通局によると、バス乗り場に防犯カメラは1台もないのだとか。

   その3―徒歩。奥平邦彦レポーターが「高橋の会社から20分のところの橋を渡ると東京。羽田空港も近い」という。

映像公開の1日遅れでゆうゆう逃走

   さて、このうちどの可能性があるか。深夜バスが目立ちにくいという人もいる。必ずしも遠くへ行く必要はないという人。見方はさまざまだ。司会のみのもんたは大きく伸ばした写真を前に、「ここまで鮮明な写真があるんですから、身の周りに目を光らせることです。1000万円という懸賞金もある」

   さらに「日頃から、いざという時のシミュレーションしてたんじゃないか」と口からでまかせをならべた。「あの路地を通ってあそこへ行く、自転車を利用する、深夜バスに乗る、あるいはフェリー、横浜港の貨物船のコンテナへ紛れ込む…というような気がしますね」

   初動で高橋の部屋へ踏み込んだのが、逃走から3、4時間後。しかし、画像公開の遅れはほぼ丸1日。この間に高橋との距離は大きく開いてしまったはずだ。にしても、防犯カメラをかいくぐってどこまでいけるか。自分がそのつもりになったらわかるのかも?