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オウム高橋克也「多額現金」出所の謎…バックに組織や支援者?

   警視庁はオウム真理教特別手配犯・高橋克也容疑者は横浜方面に逃走中と見て捜査範囲を拡大しているが、菊地直子容疑者の逮捕を知ってあわてて逃げ出すまでの足取りがわかってきた。

菊地直子逮捕で素早く逃走

   高橋が菊地逮捕を知ったのは4日(2012年6月)の朝9時過ぎ。夜勤明けで現場から建設会社に戻り、同僚から知らされた。所太郎リポーターは「いったん会社の社員寮に戻り、近くのコンビニで新聞2紙を買った姿がコンビニの防犯カメラに写っています。そして、午後に近くの信用金庫から現金238万円を引き出し、警察が社員寮に来る数時間前に、寮を出たようです。夜勤明けで会社に戻ってきたときは黒いバック。信用金庫に行ったときは赤いリュック。赤いリュックは発見されましたが、黒いバックは見つかっていません」と伝えた。

   司会の羽鳥慎一「そんなに早く逃走の準備ができるものでしょうか」

   コメンテーターの吉永みち子(作家)「普段から逃走の準備をしていたのではないかな。そうでなければ。こんなに早く逃げ出せませんよ」

元教団諜報省幹部でプロのスパイ訓練

   ゲストの有田芳生(参議院議員・ジャーナリスト)は「彼は教団で諜報省に属していました。メンバーは当時の現役自衛官も含め6人で、いわばプロのスパイ活動をしていたわけです。情報収集や逃走には長けているでしょう」と説明した。

   羽鳥「多額の現金の出所はどこからでしょうかね。一人で逃げ切れるものでしょうか」

   有田「ある種の組織か個人がバックアップしている可能性があります。教団は最盛期、2万人の信者がいましたから、そういう組織があっても不思議ではありません」

   所「防犯カメラがあちらこちらにある川崎駅からの逃亡は避けたようです。残るルートはバスで羽田方面に向かったか、あるいはタクシーで横浜方向に向かったとも考えられています」