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イチロー実兄・一泰さん「連絡なかった。普段から野球の話はしませんから」

   移籍発表の記者会見でうっすらと涙を浮かべたように見えたイチロー選手は、その3時間後にニューヨーク・ヤンキースの8番ライトで先発し、初打席で初安打初盗塁というのだからまさに千両役者である。けさ25日の「モーニングバード!」にはイチローの実兄がいた。

マリナーズファンに深々頭下げ「ありがとうございました」

   ヤンキース選手としての初めてのマリナーズ戦はシアトルでおこなわれ、打席に向かうイチローはヘルメットを取り、マリナーズファンに何度も深々と頭を下げた。マリナーズファンはこれにスタンディングオベーションで応えた。

   コメンテーターの東ちづる(女優)「感動的な光景でしたね。両チームのファンはイチロー選手の人柄をわかっているんですよ」

   司会の羽鳥慎一が実兄の鈴木一泰さんに「会見では涙を浮かべていたようですが、あの涙の意味は何でしょう」と聞くと、兄は「長年自分を支えてくれたファンやスタッフへの感謝の気持ちではないでしょうか」と話した。

   羽鳥「移籍については事前に連絡があったのですか」

   一泰さん「いえ、ありませんでした。弟からの連絡はたまにあるだけで、連絡があっても野球の話は出ません」

環境が厳しくなるほど実力を発揮する選手。悲願はワールドチャンピオン

   萩谷順(法政大学教授・ジャーナリスト)は「アメリカの人はイチロー選手にサムライのイメージを重ね合わせている。サムライというと日本では主従関係と思いがちだが、戦国時代の武士は自分で自分の道を切り開いていった。そういう印象があるのでしょう」

   松木安太郎(サッカー解説者)「サッカー選手も前のチームのことを引きずりながら次のチームに移って行く人が多い。イチロー選手のような人は環境が厳しくなればなるほど、実力が発揮できると思う」

   イチローがマリナーズで実現できなかった夢、ワールドチャンピオンがいまは目標だ。