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橋下新党いくつ議席とれるか?固く見積もっても70議席という予想

   大阪維新の会は新党結成に動き出しているが、当の橋下大阪市長は「まだ何も決まっていない。機関決定もしていない」と煙に巻く。政治評論家の有馬晴海は「既存政党との連携では新党の新味がない。有権者に新党の魅力をアピールするためにも、独自の活動を始めたと思われる」と答える。

世論調査では支持率3位

   橋下新党は総選挙で議席をいくつとれるのか。100議席なんて見方もある。田崎史郎(時事通信解説委員)は「100は無理だと思う。でも、70前後は取れるでしょう。7月下旬の世論調査でも、第1党が自民党、2番目が民主党で次が橋下新党という結果が出ている。公明党は30議席前後になる」という。

   田中良幸リポーター「橋下市長が出馬する可能性はありますか」

   田崎「私は出ないと思う。きょう(2012年8月29日)大阪都法案が可決される。その後の、具体的作業が残されている」

   コメンテーターのデーブ・スペクター(テレビプロデューサー)は「橋下さんは大阪府知事を途中で投げ出し、大阪市長に鞍替えした。ここでまた大阪市長を辞めて国会議員になったら、有権者はなんだこの人はと思うだろう」と語った。

公約の目玉は「衆院定数の半減」

   キャスターの笠井信輔「新党の政策の目玉は?」

   田崎「衆議院議員定数の半減。これまでの480議席を半分の240議席にすることを掲げている。この政策は一見魅力的に見えるが、議員の数が減った分、民意が国政に反映されなくなる。それが有権者にとってプラスとなるのか」

   高木美保(女優・芸農家)「橋下さんは人寄せパンダに見える。選挙向けに言っていることと、自分がやりたいことが違うように感じられる」

   衆院定数の半減というのはいかにも一般受けしそうだが、橋下の腹の中には「定数が減れば憲法改正の発議に必要な国会議員の3分の2を確保しやすい」という計算もあるのではないか。