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橋下新党「日本維新の会」選挙出たければ自分で資金準備しろ!国会議員なら2500万円

   次の選挙の台風の目となる「大阪維新の会」がきのう12日(2012年9月)、新政党「日本維新の会」の結党を宣言した。のキャッチフレーズは「大阪から国を変える」

   党首の橋下徹大阪市長は「大阪維新の会には限界がある。そこで国政政党と作ることを決めた」「どうかわれわれと一緒になって、日本の新しい道をつくっていきたい。日本全国で大戦が始まります」とここまではよかったが、たちまち橋下節になった。

結党宣言のパーティー券2万円6000枚完売

   「大阪都構想を3年前にテレビや新聞はどう論じていたか、書いていたか。まあどこも有識者もコメンテーターも馬鹿ばっかり(パラパラと拍手)。たかだか2年半、3年後も予測できないような連中が30年、40年後の日本を語る資格なし(拍手)」

   衆院選出馬が予想される中田宏前横浜市長、河村たかし名古屋市長も登壇した。河村は「中日ドラゴンズ」の応援歌を歌ったあと、「世界は橋下さんを待ってる。世界は大阪を待ってる。しっかりやってちょうよ」

   このパーティー券が1枚2万円。これが6000枚完売というから、一夜にして1億2000万円が集まった計算だ。パーティーの参加は3000人、会場からあふれた人たちは別室でモニターで見守る盛況だった。

   政治アナリストの伊藤惇夫は「出席者が半分というのは多い。チケットの3分の1、4分の1が多いから、関心の高さがうかがえる」という。別室で見守っていた人は「大阪でこんなん初めてや」

   しかし、選挙となれば、候補者1人につき最低でも1000万円から1500万円かかるといわれる。これに橋下は「(維新の会は)金は出しません。金を借りてでもやるという気迫がないとできないですよ。通れば自分の給料で返せますよ」という。歳費が高すぎると攻撃していたんじゃなかったか?

   小松靖アナ「なんか過半数とっちゃったような雰囲気ですが」

   松尾貴史(タレント)「橋下さんの口調がいっときの小泉さんに似ている」

供託金は小選挙区300万円、比例代表600万円

   日大の岩井奉信教授は「350人立てるといっていますから、供託金だけで小選挙区の300万円、比例代表の600万円で、計12億円が必要になります」

   維新政治塾の元塾生は「選挙に出るなら、国会議員2500万円、首長1000万円、地方議員は数百万円必要といわれた」という。

   岩井「国会議員は年間5000万円かかるといわれる」

   小松「志があってもお金がないと出られない」

   岩井「当選すれば政党助成金が4000万円くらいあるが、当選するまでが大変。選挙を来年までのばされると結構大変なことになる」

   松尾が「余裕がある人が出るのが多くなると、橋下さんが言っていることとどうリンクするか」

   テレビ朝日の玉川徹ディレクターは「次の選挙でどうとか考えてないんじゃないか。自分も出ないし。レアリストだからその次を狙っているように見える」

   案外そんなところかもしれない。