J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

兵庫いじめ自殺で保護者会―学校側のウソに母親反論「私は言ってない」

   「何を言っている。本当のことを、真実を話せよ!」と父母から罵声が飛んだ。2学期の始業式の前日に兵庫県川西市の自宅で自殺した県立高校2年の男子生徒がいじめを受けていた問題で、19日(2012年9月)夜に学校が保護者説明会を開いた。

校長「遺族から不慮の事故として欲しいという要望」

   保護者会で問題になったのは学校の隠蔽工作だった。森本さやかリポータは、「当初、学校側は不慮の事故で生徒は死んだと発表していました」。これがウソとバレると、校長は「生徒の遺族から自殺ではなく、不慮の事故として欲しいという要望があったからそういうことにした」と説明した。しかし、保護者会に出席した生徒の母親は、「私はそんなことを言っていない。学校側が勝手にそういうことにした」と反論した。

   森本「自殺した生徒は同級生から虫とかバイ菌と呼ばれ、今年4月から精神的ないじめにあっていたようです。しかし、保護者説明会でも、学校側は最後まで自殺という表現は使いませんでした。自ら命を絶ったという表現にとどまりました」

小倉智昭「僕も小さい頃いじめにあった」

   コメンテーターのピーコ(ファッション評論家・タレント)は「大人でも言葉の暴力に対処するのは難しい。高校2年生の少年ならなおさらのことですよ。担任の先生は子供たちの動きにもっと配慮すべきだった。それができない、しない先生がいるなんて恐ろしい」と話す。

   ショーン川上(経営コンサルタント)「いじめをした生徒の刑事責任とは別に、学校側には道義的責任がある。その責任はきちんと取らないといけない」

   メインキャスターの小倉智昭は「僕も小さい頃にいじめにあったことがある。ただ、僕の場合は精神的に強かったから跳ね返させたけど、精神的に弱い子は耐えきれないだろう」と語った。たしかに、小倉はいじめられたとしても、精神的にタフそうだな。