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キャバ嬢に横領5億円貢いだ会社員「懲役7年」ダマした女なぜ詐欺罪じゃないの?

   勤務先の会社から5億円を横領した男の裁判できのう27日(2012年9月)、懲役7年の判決が出たそうだ。横領した金をキャバクラ嬢に渡していたということで、ワイドショーをにぎわせたあの事件である。

   とりわけ、この女性が胃潰瘍、胃がん、脊椎損傷、白血病などの病気で治療費が必要だなどとウソを言ってお金をリクエストしていたのが興趣である。女性は得たお金はすべてホストに使って、一銭も残ってないそうだ。こういうケースでは、金の流れが確認が取りづらい所にすべて使ったと言うのが定番ではある。

被告「犯行を女性のせいにしようとは一切思っていない」

   「バカバカしいニュースだ」。司会のみのもんたは興味なさそうに吐き捨てたが、他の出演者はこの女性がなんらかの罪に問われないのかというアングルにかなり関心を引かれたようである。

   若狭勝弁護士によれば、被告が女性のウソを「100%信じ込まされていなければ処罰はできない」そうだ。「8割は信じていたかもしれないが、薄々怪しいとも思っていた」フシがあるという。

   ウソとは薄々知りながら、女性の歓心を買いたい心が勝って横領金を渡し続けていたのだろうか。被告の担当弁護士によれば、被告は「ダマされたことにまったく怒りがないわけではないが、犯行を女性のせいにしようとは一切思っていない」そうである。