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宇宙ごみ「国際宇宙ステーション」直撃!?打ち上げ失敗の衛星とロケット破片

   国際宇宙ステーションを宇宙ゴミが衝突するかもしれない。ロシアの通信社が伝えているというのだが、8月(2012年10月)に打ち上げ失敗した通信衛星2基とロケットが分解して、地球を回る宇宙ごみと化し、日本人の星出彰彦さんも滞在するステーションに衝突する危険が出てきたという。

2万個が地球周辺をグルグル

   「モーニングバード!」がJAXA広報の話として伝えるところでは、10センチ大の宇宙ごみがステーションを直撃すると、「最悪、運用が継続できなくなる可能性がないでもない」という。さらにオドロくべきことに、こうしたゴミは宇宙(の地球近辺)に、なんと2万個存在するそうだ。そのCG映像を目にした羽鳥慎一キャスターは「いやあ、宇宙はゴミだらけですな」と語った。

   宇宙には人間が出したゴミの危険がいっぱいというわけなのだが、JAXAの見方は少々違ようで、広大な宇宙にゴミ2万個というのはむしろ少ないんだそうな。ゴミ同士は最低でも距離にして160キロの間隔があり、ゴミの軌道はすべて把握されているという。万が一、危険があれば、ステーションは備え付けのエンジンで移動することもできる。「危険性はほぼない」(JAXA)という。