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石原慎太郎一本釣り…橋下市長の狙いは「維新の会」独自総理候補

   冒頭の「けさの顔」コーナーで安倍自民党総裁と野田首相の顔写真を掲げ、やっと動き出した政局を取り上げた。安倍は1日(2012年11月)の東京・有楽町での街頭演説で、特例公債法案や1票の格差是正などについて「われわれは審議に応じるつもりです。各委員会をスタートさせましょう。こうした問題について私たちも解決しますから、約束を守っていただきたい。年内中に解散すべきです」と訴えた。

野田首相「解散時期は寝言でも言いません」

   野田は都内のホテルで開かれた民主党の全国幹事長会議で、「もはや常在戦場であります。参議院の選挙は時期が決まっております。衆議院は…寝言でも言いません。が、常在戦場です」と解散をにおわせた。相変わらず解散時期は明言しなかったが、「党首会談は早いうちにやってもいい」とも発言している。

   民主、自民両党は予算委員会を2日間開くことを条件に特例公債法案の審議を行う財務金融委員会など、各委員会を2日から開催することで合意した。

   吉川美代子(TBS解説委員)が、「次の選挙のことばかりで国民のことは考えていない」と苦言を呈した。

「たちあがれ日本いらない。石原さんの力は借りたい」

   「朝ズバッ!」は総選挙を巡ってもう一つの顔になっている日本維新の会の橋下代表(大阪市長)も取り上げた。松野頼久副代表が初の代表質問に立ち、「特例公債法案に賛成します。法案を人質にとって解散に追い込もうとするやり方は取りません」と語った。第三極を狙う初のメッセージとしては瞬発力に欠けた内容だった。

   橋下は「石原慎太郎さんの力は借りたいと思っていますが、『たちあがれ日本』のメンバーの力は必要ないです」なんて言い出した。これもまた意味が汲みとれない。

   みの「『いらない』って言われてもねえ、たちあがれの皆さんどうするんだろう」

   与良正男(毎日新聞論説委員)「政策が相当違うということを言いたいんだろうと思いますが、(石原を)スカウトしたいのかもしれない。維新の会の最大のウィークポイントは現時点で総理候補がいないことなんですよ」

   都政の顔だった人が今度は大阪都構想の顔になるのかな。