J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

尼崎連続殺害「監禁・暴行マンション」内縁夫・息子まだ住んでいた!

   尼崎の連続死体遺棄事件で8人が逮捕された。同時に、首謀者とされる角田美代子(64)の顔写真を警察が報道機関に提供した。逮捕容疑は、同居していた親族の橋本次郎さん(当時53)の遺体を昨年7月ごろ(2011年)、ドラム缶にコンクリート詰めにして、岡山・備前市の漁港に遺棄したというもの。逮捕者はおおむね容疑を認めているという。

角田美代子が逮捕された昨年11月以降も平気で生活

   驚いたことに、尼崎市内のマンションには内縁の夫や息子2人がいまだに住んでいた。事件の発端となったドラム缶にコンクリート詰めにされていた大江和子さんの遺体発見で昨年11月に角田ら4人が逮捕されてからは無人と思われていたが、今回の逮捕でこのマンションから連行された。逮捕者はこれまでの4人が再逮捕、新たに内縁の夫(62)、角田の長男、次男、殺された仲島茉莉子さんの夫の4人も捕まった。

   親族の証言などによると、橋本さんはかつて角田にはかわいがられて同居していたが、虐待から逃れるために東京や熊本に逃げ出しては連れ戻されていたという。親族とは「しまいには殺されるぞ」「ほんまに殺されるわ」と話し合っていたという。ただ、なぜそういうことになったのかはわからない。この事件では、角田を中心に親族(戸籍上も含む)が角田の意のままに奇妙な共同生活を続けていたことはわかっているが、マインドコントロールや洗脳ともいわれるが、暴力に対する恐怖も大きい。

逮捕8人の間で役割分担「主犯」「指揮官」「用心棒」「金庫番」…

   実子である次男(25)への溺愛ぶりは知られていて、それがもとで中学校ともめたりもしていた。その次男の卒業アルバムの写真も出てきた。もめた理由になった金髪姿だ。

   司会の小倉智昭「なんかゴッドファーザーならぬゴッドマザーみたいな様相ですね」

   岸本哲也レポーターが人脈や各人の役割を説明する。「主犯」「指揮官」「用心棒」「金庫番」…聞くだけでうんざりだ。古市憲寿(東大大学院生)は「20年以上にまたがる事件で、全容が解明されるんですかねえ」という。

   小倉「角田が逮捕されているから、みんな口を割るかもしれない」

   いや、すでにみなしゃべっている。警察が発表しないだけだ。それにしても、ゴッドマザーの写真を出したというのは、新たな目撃や証言が欲しいのかと疑いたくなる。