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北京マラソンで日本排除―中国「世界中の笑い者」国内ネットにも批判

   今月25日(2012年11月)に開催予定の北京国際マラソンで、日本人選手のエントリーを拒否したことについて、司会のみのもんたは「あいた口が塞がらない」と呆れる。ことの起こりは先週9日、北京マラソンのホームページ(HP)上の受け付け欄に「日本」が外されていたことだった。

「国際社会で大恥かいた」「みっともない」

   日本選手排除尖閣諸島を巡る中国側の嫌がらせではないかと見られたが、国際陸上連盟認定の大会で、特定の国籍の選手を排除するのは極めて異例だ。北京の日本大使館が主催者側に抗議すると、「安全上の理由で日本人選手の参加をお断りする」という答えが返ってきた。

   これに驚いたのは、日本関係者や国際陸連関係者だけではなかった。中国のインターネット投稿サイトにも「国際社会で大恥かいた」「みっともない。頭が悪すぎ」「(日本選手を拒否しておいて)テレビ中継では日本製の機材を使うんだろう」と批判するコメントが殺到したのだ。こうした批判を受けて急きょ方針転換したのだろう。10日深夜になって、HP上で日本人選手の登録が可能になった。

北京マラソンを貶めただけ…

   スポーツジャーナリストの玉木正之氏は、「呆れたというのが正直な感想。北京マラソンの立場を貶めるだけであって、世界中の笑い物になったということ。ちょっと話にならない」と厳しい苦笑する。

   みの「中国の混乱ぶりが出ている。大国なのに残念です」

   日本を排除したまま開催した場合、国際陸連が「認定競技会」を取り消す可能性があった。