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年内解散!総選挙いつか?12月16日、クリスマスイブ、来年1月20日

   司会の小倉智昭が「クリスマス・ソングが好きなんだけど、今年は選挙に邪魔されそう」という。けさ13日(2012年11月)の新聞朝刊は一斉に「年内解散の流れ」と報じた。何日に解散は何日、選挙はこれこれと推測しきりだ。国民もそろそろ備えた方がいい。

タヌキの民主・輿石東幹事長「何でそんな話になるのか不思議」

   国会では相変わらず「『近いうち』はいつだ」「うそつき」などと野党が激しく攻撃し、野田首相は「時期は、寝言でもいわない」と突っぱねる。輿石民主党幹事長は「みんな、解散、解散、解散…。なんでこんな話になるのか不思議」ととぼけてみせた。それが夜になって一転、首相は解散の腹を固めたとなった。 民自公3党で特例公債法案と社会保障精度改革の国民会議設置で一致したことで、 解散への残る関門は1票の格差だけになった。ここは民主が「比例定数削減」を切り離せば話がつく。

   小倉が田崎史郎(時事通信解説委員)に「読み通りになりましたね」という。田﨑はきのうそう予想していた。田﨑は「首相が『解散を先送りする考えはもっていない』といった。1票の格差是正さえあればという意味なんですね。むろん手続きに半年はかかるから、今度の選挙には間に合わないが、裁判所には『努力してるよ』ということで、違憲状態をクリアしようというわけです」

   ではいつになるのか。首相の外遊などの日程からいって、11月21~23日の解散だと、投開票日は12月16日で、これは都知事選とのダブルになる。11月末解散だと、小倉のいうクリスマス・ソングを邪魔する12月23日か24日。臨時国会を延長して年末解散もありで、これだと来年1月20日ということになる。

早期選挙痛い第3極―候補者調整できないまま突入

   小倉「輿石さんはなぜあんなことを言うんですか」

   田﨑「そもそもタヌキである(笑い)。それに解散が嫌なんです」

   小倉「どさくさの方が民主党には有利じゃないのかな」

   竹田圭吾(ニューズウィーク日本版編集主幹)「どの党が何を考えてるのかわからない。前回はなかった党がいっぱいだし」

   2大政党どころか、いま政党は14もある。こういう情勢だと、「自民党に有利に働くが、民主党に不利ともいえない」と田﨑はいう。「先へ行くほど議席は減るから」

   小倉が「生まれた政党は、年が明けないと政党交付金が入らない。生活第一なんて、小沢さんが資金源なんですかね」

   田﨑「持ってらっしゃるんじゃないですか。あと焦点は、第3極がつくれるかどうか」

   小倉「時期が早まると3極は大変でしょう」

   田﨑「大変です。政策調整できないところもあるし、選挙の候補者調整がある」

   野田は案外そのあたりを攻めてくるつもりなのか。有権者にはたっぷり時間がある。だれがウソつきか、だれがインチキかをじっくり見極められる。