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板橋・主婦強殺「池袋に土地勘」手際いい着替え購入、現金引き出し

   東京都板橋区のマンションで主婦の荒井久美さん(34)が、自宅でキャッシュカードを奪われ刺殺された事件は、きょう28日(2012年11月)で発生から1週間がたった。犯人の男はスーツ姿に黒縁の眼鏡をかけていたが、犯行後に池袋駅周辺に向かい、衣料品店で着替えの服を買って、コンビニのATMで現金を引き出したのを防犯カメラに撮られていた。かなりはっきりした映像だが、その後の足取りがわからない。

キャッシュカードの暗証番号聞き出すためいたぶり

   阿部祐二リポーターはこう伝える。「事件現場周辺では今年に入り、十数件の空き巣事件が起きており、手口は1階のガラス戸を割って侵入するというもの。新井さんの事件もそうでした。

   荒井さんは10数か所を刺されていますが、このうちの数カか所は致命傷ではありません。荒井さんからキャッシュカードの暗証番号を聞き出すために、わざと致命傷になる場所を外したと見られています」

   コメンテーターの宮崎哲弥(評論家)は「もしそれが本当だとすれば、犯人はかなり凶暴で残忍な人物ですよ。盗みに入り、家人と出くわしたときはどうするかという計画を前々から考えていたのではないか」という。

真っ直ぐ大型衣料店に向かい、隣のパチンコ店トイレで着替え

   司会の加藤浩次は「それにしても、どうして池袋のような繁華街に向かったのだろう。池袋には何十台もの防犯カメラが設置されていて、そのうちの何台かに自分の姿が写るということを考えなかったのだろうか」と首をひねる。

   阿部「犯人は池袋に土地勘があったと思われます。駅からまっすぐ大型衣料品店に向かい。ニット帽やマフラーセータなどを買い込み、近くのパチンコ店のトイレで着替えています。あらかじめ下見をしているか、土地勘がなければこのように流れるような動きはできません」

   キャスターのテリー伊藤は「ここまで来たら、自分の身は自分で守ることが必要。カギを付け替えたり、防犯カメラなどを設置するということも考えないと」と話したが、「賃貸住宅の場合、それらをするには大家さんや管理会社の許可が必要です。自分だけの考えでというのは難しいのが現状です」と阿部がフォローした。着替えたパチンコ店では、よく見かけた男なのではないのかなあ。