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分かりにくい選挙「公選法の壁」候補者同士の直接対決は禁止

   衆議院議員選挙の投開票日まであと9日。きょう7日(2012年12月)の「朝ズバッ!」は、「けさの顔」コーナーと「8時またぎ」コーナーで選挙の行方を追った。

NPOに主催してもらって討論会

   司会のみのもんたは「きのうも各党党首が全国に飛び、自分たちの政策を訴えていました。最近の争点は2つで、自民党が主張している公共事業拡大を巡る舌戦と第三極が提唱している既得権益の打破です」という。コメンテーターの与良正男(毎日新聞論説委員)は「連日マスコミではいろいろな世論調査の結果が報じられていますが、詳しく分析すると、有権者の多くはなぜこんなスローガンばかりの選挙なのだと不満を感じているようです。でも、たとえば対立する候補者同士が直接対決をしようとしても、今の公職選挙法ではではそれができない。NPO法人などに主催者となってもらい、そこに招かれるという形を取らないかぎり直接対決はできないんです。だから、わかりにくい選挙戦になっているのでしょう」と説明した。

週明けから党首が激戦区テコ入れ

   井上貴博アナウンサーが「12政党のうち、4党の党首が被災地の福島で第一声を上げました」と伝える。柿崎明二(共同通信編集委員)は「これまでの総選挙では、党首は都市部で第一声を上げて、それから地方に遊説に出るというのがパターン化されていたが、今回は異例ですね。ここ数日間の動向を見て、激戦区と言われる選挙区へ党首や党の顔と言われる人たちが応援に入るでしょう」と分析した。

   みのは意識的に避けたのかどうか、この選挙の最大に争点は原発ノーかイエスかだろう。