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<園児にそ~だん! ドクターチルドレン>
バイきんぐのまじめな悩み「子ども先生」が解決策!目から鱗の奔放回答

   今年2012年、おととしまで視聴率三冠に輝いていたフジテレビが、視聴率で民放3位に転落した。一気に没落した一因にはコンテンツの育成が上手くいっていないことがあったといえるが、これは面白い深夜番組を余り生み出せなかったことともいえる。

   とはいえ、そんなフジテレビも金曜深夜1~2時台の「ゴールデンブレイク」枠では、毎週、趣向を凝らした新企画が放送されている。宮迫博之と松嶋尚美が司会の「ドクターチルドレン」も、たまたま視聴したら結構面白かった。まあ、制作・著作が「世界ふしぎ発見!」「ゴーイングマイホーム」などの老舗制作会社「テレビマンユニオン」なら当たり前という気もするが。

レギュラー番組欲しいに「出演多いダウンタウンに入れてもらえばいい」

   簡単に言えば、最近活躍している著名人の悩みを、子役の園児たちが先生となって解決案を出すというものだ。司会陣と相談者は相談の場に立ち会わず、助手を務める博多大吉、アンジャッシュ・渡部建、渡辺直美、そしてなぜか映画監督のグ・スーヨンらがワンツーマンで子ども先生から聞き出す。

   たとえば、今年のキングオブコントで優勝したバイきんぐの「レギュラー番組の仕事が欲しい」という悩みに対しては、「一番偉い人に聞く」「ダウンタウンはいっぱいテレビに出てるから、ダウンタウンに入れてもらう」という、大人をアッと言わせるアイデアが飛び出す。相談者のバイきんぐは結構マジな悩みで来ているので、こうした回答にちょっとヘコむ様子を見せるのが、見ている方としてはなんだか面白い。

   そのほかでは、今年の「イグノーベル賞」受賞者の栗原一貴さんの「良いアイディアを思いつく方法は?」という悩みに、「命の母を飲むと良い」。お母さんかおばあちゃんが飲んでいるのだろうか…。

   子ども先生の解答は「いろんな事を成り立たせないと」という大人的な思惑や遠慮がないだけに、なんだか魂が解放されたような感じになる。(フジテレビ系 12月14日深夜1時15分)

鯖野かサバり