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ダニから新型感染症「SFTS」山口で確認!発症から1週間で死亡

「ダニに食われて死亡率10数%のウイルス感染!」

   小松靖アナが「ニュースアップ!」コーナーで取り上げた。厚生労働省はきのう30日(2013年1月)、ダニが媒介する新しいウイルス感染症が確認されたと発表した。昨年夏、山口県で成人女性がこのウイルスに感染し、発症からわずか1週間後に死亡したという。フタトゲマダニというダニが媒介する「SFTS(重症熱性血小板減少症候群)」というウイルス感染症だった。

全国の森林・庭・公園に生息―症状は発熱、嘔吐、下血、腹痛

   SFTSの症状は発熱、嘔吐、下痢、腹痛が起こり、重篤になると紫斑や下血などの出血症状になるという。中国では2009年に発症が確認され、すでに200近い感染例があるという。死亡率は10数%に達するが、ウイルスの増殖を抑える薬はまだない。

   媒介するダニは北海道から沖縄まで、全国の森林、庭、公園などに生息し、犬や猫などのペットを通して家庭に持ち込まれることも多い。

   ただ、家にいるダニとの違いは、3~4ミリの目で確認できる大きさで、農園を経営している高木美保(タレント)は「犬を散歩させると、草むらからピッ、ピッと飛んでくるのが見えるくらい。犬もダニよけをし、私たちも長袖、長靴でないと危険ですね」と話す。

   玉川徹(テレビ朝日ディレクター)「ダニは全国に生息しているかもしれないが、ウイルスそのものが全国に蔓延しているのかどうか。死亡例が出たので研究機関で調査して欲しいですね」