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この時季しか見られない「氷の袋田の滝」ライトアップ!幻想的なブルーの世界

   <もしもツアーズ(フジテレビ系2月2日よる6時30分)>ローカル線で行くシリーズのこの日は、茨城県出身のタレント・松居直美さんの案内で、「日本三名瀑 凍る袋田の滝ツアー」ということになりました。日光の華厳の滝、那智勝浦の那智の滝と並ぶ袋田の滝ですが、この季節は寒さで滝が凍りつきます。氷瀑というのですが、それを見に行こうというわけです。

奥久慈清流ラインの珍しい自然現象

   東京からは常磐線で水戸まで新型車両の「スーパーひたち」で1時間5分ほどです。滝見物の前にまずは腹ごしらえということになって、水戸はやっぱり納豆でしょと「てんまさ」(水戸市宮町)に入りました。ここの「ねばり丼」というのがスゴイ。納豆はもちろん、とろろ、おくら、切り昆布、なめこ、まぐろ切り身、卵がこれでもかと乗っていて、かき混ぜると、もうネバッ、ネバッ。いかにも元気が出そうな1050円でした。

   水戸駅からがローカル線です。水郡線は水戸と福島・郡山を結んでいて、久慈川沿いを走ることから奥久慈清流ラインなどと呼ばれています。冬はこの久慈川でちょっと珍しい自然現象に出合うことがあります。シガと呼ばれ、川面を薄い氷が流れていくのです。浅い川底にできた氷が浮力で川面の浮かび上がるためで、本州ではここでしか見られません。

目の前に広がる巨大なつららの壁

   列車は袋田駅着。袋田の滝トンネル(利用料大人300円、子ども150円)を抜ければ目指す凍りついた袋田の滝です。抜けたとたんに目の前に広がる滝は、思いのほか大きい。高さ120メートル、幅73メートルの3段の滝です。巨大なつららのように凍りついた滝は真っ白に輝き、まるで白い壁です。このときはまだ水が流れていましたが、さらに冷え込むと全面凍結となり、アイスクライマーが氷壁を登るのだそうです。

   夜はライトアップされて、これがまた幻想的です。ブルーに滲んだ光が下からも上からも輝き始め、滝の向こうに別の世界があるかのような光景となりました。ライトアップは2月9日、10日、11日の日没から夜7時まで。1年で最も寒いこの時季でなければ見られない袋田の氷瀑です。