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「大震災遺構」残すべきか取り壊すべきか…「観光資源になってる」「見るの辛い」

   東日本大震災から2年が経ち、津波の被害を伝える遺構をどうするかといった問題を「スッキリ!!」は取り上げた。たとえばホテルや役場の庁舎、奇跡の一本松、打ち上げられた大型漁船などである。これらのなかには、見物客が訪れるなどして、ちょっとした観光地になっているものがある。気仙沼市鹿折では、船を見に観光バスまでやってきて、近くの飲食店の人は「船を見て、こちらに来られる。恩恵があるのはたしかです」と話す。

住民アンケートでは撤去派が大多数

   一方、住民のなかは「震災を思い出すものが近くにあると辛い」といった声もあり、住民アンケートでは取り壊しを希望する人が大多数だ。残すべきか壊すべきか。コメンテイターの意見もさまざまだ。

   「地元のみなさんが判断することだろうが、(遺構を)残すだけではなく、あたらしい魅力をつくっていくことも大切だと思う」(キャスターのテリー伊藤)

   「被災地の方には複雑だが、日本全体の防災意識を高めたり、記憶をとどめるために必要な施設もあると思う。必要な負担や整備などが国がするべきではないか」(精神科医・香山リカ)