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東京スカイツリー開業1年―最近増えてるシニアひとり客なぜ?

   22日(2013年5月)で開業1周年を迎える東京スカイツリーに、最近、1人で来るシニアが増えているという。夫婦ではなく1人なのだ。荘口彰久レポーターによると、「歳をとってからの1人は、これまで寂しいと言われてきましたが、大きな変化が起きています」という。

ネットカフェ、カラオケ、旅行…「ひとりの方が自由に楽しめる」

   埼玉県の薬剤師でネットカフェに通う小林弘一さん(73)は、ネットカフェに入るとソフトクリームとコーラを手に、将棋ゲームに向かう。荘口が「なぜネットカフェに来るのですか」と聞くと、「家では息子夫婦と同居しているから気を使ってしまうんです。ここならそんなこともない。自分の時間を楽しく過ごせます」と話す。

   カラオケ店に1人熱唱する小池治子さんがいた。「主人は歌が苦手。だから、私1人で来ているの」という。80歳男性は「旅行は1人で行く。妻と一緒に行ったら、必ず喧嘩になる」と苦笑いする。

夫婦仲良くても趣味は別々

   荘口「シニア世代の夫婦は仲が良いと言われています。でも、趣味は別々のようです」

   コメンテーターの中瀬ゆかり(「新潮社」出版部長)「かつては定年後の男性は濡れ落ち葉と言われ、寂しい存在とされていましたが、この映像を見ると皆さん元気で、勇気をもらったような気がする」

   濡れ落ち葉なんて、言葉があっただけで実態がそうだったわけではないだろうに。こういう思い込みだけのコメントは聞いて疲れる。

   メインキャスターの小倉智昭「年を取ると同好の仲間たちも減っていき、周囲の人間が少なくなる。夫婦関係でも趣味が別れることがあり、これは当然の現象なのだろう」