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日本も竜巻あたり年!どこに逃げればいいの?窓のないトイレ、クロゼット

   アメリカのオクラホマを襲った巨大竜巻でこれまでに24人の死亡が確認されているが、生死を分けたものは何だったのか。竜巻は最大瞬間風速90メートルで、幅2キロにわたって西から東へ建物を破壊しながら約27キロを約40分で進んだ。日本でいえば東京23区を横断した格好だ。不運なことに、その途中に小学校が2つあり、明暗が分かれた。

天井抜けたが命助かったオクラホマの中年男性

   プラザ・タワーズ小学校は校舎がほぼ全壊し、7人の子どもたちの命が奪われた。シェルターのないことが大きな被害につながった。一方のブライアーウッド小学校では、同じように竜巻の直撃を受けながら全員無事だった。ここもシェルターはなかったが、子どもたちは窓のないトイレに避難したり、教師が子どもたちに覆いかぶさったりして危害を免れた。偶然もあるが、とっさの判断が生死を分けた。

   被害の大きかったムーア市では、家屋が崩れ去り一面に瓦礫となって散乱している。助かった中年男性は家の中のクロゼットに身を潜めたという。天井は抜けたが、命は助かった。別の女性は地下のシェルターに入っていて家族全員無事だった。

風速90メートルでは家の中は洗濯機状態

   アナウンサーの木下康太郎が「今回の竜巻は被害が拡大したことで、竜巻の強さを示す国際指標で最強レベルのEF5に引き上げられました」と伝え、風速90メートルの破壊力を実験映像を示しながら説明する。コンテナハウスに風速80メートルの強風が襲うと、サッシは破られ、室内の家具はまるで洗濯機の中のように巻き上げられクルクル回る。「これを見ますと、シェルターやクロゼットに隠れた人が助かったという意味がわかりますよね」

   コメンテーターの中江有里(女優、脚本家)「竜巻は日本ではあまりないので、どう対処していいか考えてしまいます」

   司会の小倉智昭「きのう(2013年5月22日)、あまたつ(気象予報士の天達武史)も言っていましたが、日本でも今年は竜巻が増えそうだということですので、気をつけていただければと思います」

   はい、はい。でも、どうすればいいの。