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肩甲骨を健康にする!ズレで起こる首や肩のこり、頭痛…同じ姿勢20分でコチコチ

   夏になってタンクトップや水着になる機会が増え、そこで目に付いたからなのか、話はいきなり肩甲骨である。黒のランニング姿の宮下純一レポーターが「肩甲骨は上半身の骨盤といわれるくらい重要な働きをしています。日頃から俯き加減の姿勢が多い人は、肩甲骨が開いて下がり気味です。この肩甲骨を正しい位置に直すには、背骨と胸の筋肉をほぐす事が大事なんです」と暑苦しく叫んでいる。

   猫背などで肩甲骨が正しい位置からズレていると、首や肩のこり、頭痛の原因となるそうだ。

背中と胸の筋肉ほぐして位置矯正

   神奈川県の石川真澄さんは肩凝りで悩んでいた。理学療法士の相澤純也さんの診断では、肩甲骨が横に張り出しておじぎをした状態でかなりズレている。肩甲骨は背中の筋肉と胸の筋肉に支えられていて、筋肉が固くなるとズレる。相澤さんは拳大の太さに固く巻いたタオルを横に敷き、その上に仰向けになるよう指示した。「自分の体の重みを利用して前のめりになった胸椎をタオルで押してやってほぐしていきます。呼吸は深くゆっくり、腕は軽く開いて肩の力を抜いて、1~2分後に体をずらして次の骨に当てていきます」

   次に胸の筋肉ほぐしだ。椅子に座り、息を吐きながら手の平を前に向け、肩甲骨が下がる感じで寄せる。胸の筋肉をしっかり伸ばし、あごを引き腰を反らないように3~5秒キープする。これを1日に10回~20回繰り返す。ストレッチを受けて石川さんは言った。「気持ちいい。さっきまで痛かったのがウソみたいです」

猫のあくび姿勢で肩甲骨を開閉

   水泳トレーナーの小泉圭介さんは猫のあくび姿勢を提唱した。「猫が背中を丸めるポーズで肩甲骨が開き、胸を反る事で肩甲骨が閉じます。二つの相反する動きをすることで、肩甲骨周辺の動きが良くなりますし、体調も改善します」

   理学療法士の山口光圀さんは言う。「同じ姿勢を取っていると、20分で人間の体は固まってしまいます。こまめに動かしてやる方がいいんです」

(磯G)