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六本木クラブ殺人「関東連合」裁判―買い物や店内確認指示されただけと下っ端

   昨年9月(2012年)、東京・六本木のクラブで飲食店経営者・藤本亮介さん(当時31歳)を撲殺した元暴走族・関東連合を中心とした犯行グループのうち、4人の裁判がきのう23日(2013年7月)に東京地裁で行われた。4人は凶器準備集合罪で起訴され、犯行は認めたものの、襲った相手が誰だったかは知らないとした。

実行犯の有罪証拠固め

   阿部祐二リポーターは後半の様子をこう報告した。「A被告やB被告は、先輩たちから対立している人物を店の外に連れ出して話をつけると聞いていたと供述しています。別の被告は、突然連絡が来て、黒いジャージ6着とスニーカー6足を買ってこいと指示されたと話していました。検察から誰からの指示かと質問され、分からない、覚えていないと答えています。また、C被告は犯行直前、上の者から店に浅黒く足の悪い客がいないかを見てこいと言われ、店に入ったが店内が暗くて分からなかったとも話しています」(編注:放送では被告名は実名)

逃げ回る幹部

   コメンテーターの菊地幸夫弁護士は「4人は犯行現場にはいなかったので、危害を加えるつもりはなかったと弁護側は主張するでしょう。検察側は4人の証言を実行犯の裁判で証拠として提出することを考えていると思います」と解説した。

最高幹部はいまだ海外逃亡中

   司会の加藤浩次「誰からの指示かも分からなくて、いわれたままに動くということがあり得るのかな」

   阿部「裁判官もその点に不審を持ち、被告たちに質問していました。でも、関東連合ではそうしたことが日常茶飯に行われていたようです。今回の被告たちも役割は運転手と見張り役、それに買い物係でした」

   キャスターのテリー伊藤「4人とも使いっぱしりだった。最高幹部だった見立信一は部下たちを国内に残し、自分は今でも海外に逃げている。男気のあるリーダーなら、自分が全部やりましたと出てくるもの。もともと関東連合というのはそういう組織だったのだろう」

   任侠じゃないんだから...。