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「山口5人撲殺」仲良くしたかった出奔男「書き物でメッセージ送りたい」

   山口県周南市の山間の小さな集落に住む5人が撲殺され、2軒が放火された事件では、事件以降、行方がわからない63歳の男を警察が追い、ワイドショーが人物像を追っている。

奇行・暴言でつまはじき

   けさ25日(2013年7月)の「モーニングバード!」では男のご近所トラブルがおさらいされた。犬の糞の放置を注意されると、「血を見る気か」と言い返し、ご近所の畑で散布中の農薬が風向きの関係で自宅に舞い込むと、「俺を殺す気か」と抗議し、あるときは「バカモン」「殺してやる」など暴言を吐いていた等々。

   もっとも、現地で取材する井口成人リポーターが聞いたところでは、これらトラブルはどこにでもあるようなご近所トラブルであって、言った言わないの話でもあり、男が一方的に悪いとは言えないといった声もあるそうだ。ただ、トラブルの相手方が男の反応が過剰だと受け取っていたことはたしかなようではある。

「派手に書いてあったが、意味わからんかった」(元自治会長)

   男の20年来の友人だという人物の証言によれば、男は集落で孤立している悩みを打ち明けるとともに、「集落の人に書き物をしてメッセージを送りたい。仲良くするためのメッセージを送りたい」とのアイデアを語っていたという。

   男の家の窓には「つけびして 煙り喜ぶ 田舎者」なる奇態な川柳的な文言が内側から張りつけられている。これは数年前からあるそうだが、以前は別の文言が家に張られていたという。どうやら、張り紙は「連作」のメッセージだったらしい。そこには、あるいは「仲良くしたい」という意図がこめられていたのかもしれないが、集落の人たちのほうはそう感じてはいなかったようである。

   「(書き物は)いまは少なくなったが、前はもっと派手に書いてあった。(意味の)わからんことを書いとったね」(元自治会長)