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イチローの4000安打「アメリカはもっと評価しろ」憤懣やるかたない小倉智昭

   けさ22日(2013年8月)の番組スタート直後に、MLBニューヨーク・ヤンキース所属の野球選手イチローが日米通算4000本安打を達成した。司会の小倉智昭はきのうに引き続き、冒頭で記録達成への大いなる期待を述べ、「とくダネ!」は苦心して(?)映像を手に入れ、記念の打席の模様を速報として流した。

「ワールドシリーズは世界1じゃない。日本が2連覇したWBCがトップなの」

   この出来事の「予定稿」を準備する時間はたっぷりあったはずなのだが、番組コメンテイターからは「同じ日本人としてうれしい」などという凡庸きわまりないコメントが聞かれ、スタジオでは積極的に発言する者もなかった。ということは、きのうに引き続いて、野球通の小倉のほぼ一人舞台である。

   小倉の気に入らないのが、米国ではイチロー4000本といっても日本での記録が含まれているため、MLBオンリーの記録と同等に見なさない人もいるらしいということである。それはすなわち、日本での安打がMLBのそれより下に見られ、ひいては日本プロ野球が格下に見られているようであって、小倉にとっては到底容認できない「アメリカの驕り」であるらしかった。

   憤懣やる方ないといった感じで「『ワールドシリーズ』っていうけど、アメリカの1位で、ワールドじゃねぇんだ。ワールドはWBCだよ(WBCで2連覇したのはわが日本なのに!)。驕りがあるんだよ」と「USA(一部にカナダ含む)シリーズ」に冠された驕り高ぶった名称にクレームを付けると、「悔しかったら、ダルビッシュや黒田をもっと打ってみろって!」と、テレビを通じてメジャー選手を挑発していた。