J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

<やべっちF.C.~日本サッカー応援宣言~>
青木裕子「新妻オーラ」可愛い!やべっち悪ノリ、ゴン中山と名波いじりまくりのアットホーム感いいね

   来年(2014年)のワールド杯を120%楽しむためには、開催まで1年を切ったこの夏の使い方が大事だ。いつ見るの、今でしょ!というわけで、放送500回を超えたご長寿サッカー番組を改めて鑑賞したところ、コンパクトさが秀逸だった。スパサカなきいま、ライトファン向けサッカー専門番組としてやべっちF.C.が生き残ったのも頷ける。これまでサッカーを見てこなかった方にこそ、入門編としてお勧めしたい。

前田有紀アナ卒業やっぱり物足りない

   オープニングからびっくり仰天である。ま、ま、前田ちゃんがいない。今年3月の前田有紀アナの退社に伴い、アシスタント役を務めることになったのは竹内由恵アナらしい。もともと「たけうっちFC」というコーナーを持っていたこともあり、しっくり来るのだけれど、前田ファンとしてはちょっぴりさみしい。

   ただ、感傷的な気持ちで眺めている暇はなかった。番組開始からおよそ3分でブンデスリーガの日本人選手の試合をハイライトで紹介すると、続く7~8分で今週のJリーグの全ゴールを流す。番組中盤では、解説者で番組レギュラーの名波浩らが出場したジュビロ磐田Jリーグ昇格20周年記念マッチをフィーチャーし、ゲストとして出場する矢部浩之を新妻・青木裕子ネタで竹内アナ、名波、ゴン中山がいじりつつ試合の流れもきっちり追う。さらに、ACミランとなでしこの最新試合、J2の結果(映像なし)、AFCフットサル選手権の告知もある森岡薫(名古屋オーシャンズ)のドキュメンタリと、これだけ詰め込んで放送は35分。しかも生放送とは放送500回超の凄味を感じる。

わかりやすい楽しい最優先の心地よさ

   35分間に単に詰め込んだというのではなく、初心者が見てわかりやすい、楽しいことが大切にされているところが何より良い。多くのスポーツハイライトより全体的に少しだけ近めの映像に加え、日本人選手や目玉のスター選手がボールを持つと、その選手の周りが金色の輪でぱっと囲まれる演出も心憎い。「ここでボールが〇〇から△△へ、落とした!ゴール!」という従来の声だけのリードでは、どうしても視線をボールだけに向けてしまう。かなり画面に集中していないと、得点した選手のオフザボールの動きまではカバーできない。いやぁ、楽に見られて快適、快適。

   ファインゴールについては、引きの映像を追っかけて寄りのスロー映像を流すのだが、ここに名波が感想や解説を挟む。横によう喋るゴンがいたせいで寡黙に見えていた名波が、生放送の時間に合わせてきっちり選手目線の解説を挟んでいる。こちらも、ジュビロ黄金期にJリーグにはまった世代としては見逃せない。

   しかしながら、イチの驚きは青木裕子の可愛さだった。TBS在籍時は美人ゆえに強め!という印象を持っていたのだけど、新妻モードの「はーい、やべっち!」(一言コメントコーナー)では、ふんわりしたオーラを放ちまくりだ。それを温かくいじるスタジオ、悪ノリする矢部…良い意味でのアットホーム感ができ上がっている。やべっち、これからも選手へのリスペクトにあふれた司会者でいてね!(テレビ朝日系8月26日深夜0時10分~)

(ばんぶぅ)