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押入れの茶箱から腐乱遺体!姿消した弁当屋主人なぜこんなところに!?

   8日日曜日(2013年9月)、長野県上田市の弁当屋「いしがらみの店」兼住宅で腐敗した遺体が見つかった。警察は遺体の司法解剖を行い、体の特徴などから経営者の辻富雄さん(63)と断定した。かなり前から姿が見えなくなっていたという。

3階奥の物置代わりの部屋

   遺体が発見されたのは店舗の上にある3階奥の物置代わりに使っていた洋間の押し入れの中で、木製の茶箱の中から見つかった。下着などを着けた状態で折り畳まれるように入っていた。内側にはアルミ箔のようなものが張られ、発見時は上からふたが閉められていて、密閉性が高い状態だったという。

   小林悠アナウンサーは遺体が発見された茶箱と同じような茶箱をスタジオに持ち込み、「この茶箱は密閉性が高いので、季節が変わって着なくなった服をビニール袋に入れて仕舞うようなことにもよく使われているそうです」と説明した。かつてはどこの家にもあった収納箱だ。

元妻「別の場所で新しい店を出したのでそちらにいます」

   近くに住む男性は「安くて美味しいと近所でも評判の弁当屋さんだった」と話すが、「10年前ぐらいから姿を見なくなった」と語る主婦もいる。また、別の男性は「辻さんのお母さんが死んだときも姿を見せなかった。どうしたのだろうと思っていた」という。

   遺体を発見したのは、荷物を取りに来た辻さんの次男と三女。3階の異臭に気付いて警察に通報した。住民は「警察の人がもの凄い異臭だと驚いていました」と話す。元東京都監察医務院長の上野正彦氏は「遺体を大きなビニール袋に入れ、それを茶箱に入れて蓋をすれば臭いは洩れません。しかし、何らかの理由でビニール袋が破れ、臭いが外に漏れていた事が考えられます」と説明した。

   辻さんと弁当店を運営していた元妻は、常連客から「最近はご主人の姿が見えないが?」と聞かれ、「別の場所で新しい店を出したのでそちらにいます」と答えていたという。