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浜松日体高バレー部監督「ふざけんなてめぇ」部員平手打ち13発!試合観戦客の面前

   スポーツ、体育関係者は体罰や暴力を悪いことだとまったく思っていないということなのだろう。これだけ社会的に問題になりながらあとを絶たないということは、指導者たちにやめようという意識がまったくないからだ。今度はネット上に体罰の暴行シーンが流れた。

別の部員もバチンバチン

   今月15日(2013年9月)、静岡県浜松市にある浜松日体高校のバレーボール部員(2年生)が、遠征先の岐阜県の大学体育館で監督の教師から「ふざけんなてめぇ!」と罵声を浴びせられながら、平手打ちをされている。平手打ちは13発。

   司会の井上貴博アナ「これは試合中の出来事でした。しかも、多くの人が見ている目前で行われました。この部員が平手打ちを受ける直前にも、別の部員が3発平手打ちをされています」

   文部科学省の調査によると、2011年度までに体罰問題で処分を受けた教師は毎年400人前後だったが、12年度は5415人とそれまでの13倍にも増えた。体罰そのものが増えているより、文科省が世論の批判を受け少しは細かく調査したらこんなに発覚したということなのだろう。

刑事犯罪としてなぜ捜査・逮捕しないんのか

   教育評論家の尾木直樹氏はこう話す。「学校は閉鎖的な社会なんです。学校の常識は社会の非常識と言われるほど社会の常識は通用しません。先生と生徒という関係でしか見ない教師はまだまだ多いんですね。そうではなくて、同じ人間同士という考えに変えなくてはこうしたことはなくなりません。

   そうした先生たちの意識を改革するには、自分たちが教えられる側にまわるということを1度は体験すべきです。そうすれば、自分がどう見られているかを、肌で感じ取ることが出来るでしょう」

   コメンテーターの野村修也(中央大学大学院教授・弁護士)「スポーツは根性だという意識がまだ残っているんでしょうね。それは科学的ではないですよ。そういう意識があるから体罰が起きるんです」

   体罰が発覚しても教師・指導者への処分が甘すぎるということはないか。せいぜいけん責や停職だろう。傷害犯、暴行犯として逮捕・起訴すべきである。