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みのもんた次男「釈放」警察署前にカメラの列…さらし者は人権問題?

   酔っ払って寝込んでいた男性のカバンを盗んだ疑いで逮捕されたみのもんた次男は、勾留が認められずきのう3日(2013年10月)、「突然の釈放」(番組キャプション)となった。

   もっとも、「突然」のわりには、警察署前には報道陣が待ち構えており、みの次男が出てくるとフラッシュを浴びせる。自宅前にも張り込み、次男が乗ったクルマが来れば「認めたのはなぜですか!」「お父さんにお話はされたんでしょうか!」「出来心とはどんな出来心だったんでしょうか!」と、クルマの窓ガラス越しに質問を浴びせる。つまりは、これぞワイドショーといった光景である。

凶悪犯罪でもなく、起訴不起訴も決まっていない段階

   ところが、その後のスタジオでは一転、みの次男の人権やプライバシーが軽んじられている懸念が取り上げられた。しかし、その矛先は取材活動自体より、警察サイドに向けられていた。なにしろ警察がそれを可能にした疑いがあるんである。

「普通、いつ釈放されるかわからないので、(メディアがその場で待ち構えていたのは)警察サイドのなんらかの判断があったのでは」(笠井信輔アナ)
「これだけの撮影を警察が許可してるし、ちょっと異常な扱い方ではないか」(コラムニストの深澤真紀)
「これ絶対、人権にかかわる問題だと思う。凶悪犯罪じゃなく、起訴不起訴も決まってない段階で、これだけの露出をメディアにさせるというのは、警察側の説明が必要な気がする」(経営コンサルタントのショーン・マクアードル川上)