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中国産ペットフードで犬・猫大量死!米国で600匹…FDAも原因分からず

   アメリカで中国産のペットフードを食べた犬やネコが次々死亡していた。2007年以降、中国産のペットフードで大量死が出ていることから、FDA(アメリカ食品医薬品局)は昨年12月(2012年)にペットに与えないよう警告を発し、詳細な調査を行なってきた。

   それによると、中国産のペット用ジャーキーを食べた犬が3600匹、ネコが10匹いたが、このうち食欲不振や嘔吐、下痢のほか、腎臓、泌尿器系にダメージを与え合計600匹が死んでいた。

日本も輸入…ウチのワンニャンは大丈夫か

   中国産ペット用ジャーキーの原料には鶏肉、鴨肉、サツマイモ、ドライフルーツなどが使われていたが、FDAの獣医学センター所長は「どの原料に問題があるのかいまだに確認できていない。これまで調べた疾患発生例のなかでも最もつかみにくいナゾの多い例の一つ」と首をかしげている。

   キャスターの小倉智昭「北海道でキノコ狩りの名人に聞いたことがあります。キノコ狩りに犬を連れて行くと、犬は絶対に毒キノコは食わないそうです。それほど敏感な犬なら毒入れペットフードはわかりそうなもんですが、そういう話はマユ唾なんですかね」

   日本も中国産ペットフードを輸入しているが、日本では被害例は分かっていない。アメリカでの大量死を受けて、2009年に「ペットフード安全法」が施行され、ペットフードの基準や規格を設定して問題が判明すれば廃棄・回収命令を発令できるようにした。だからといって、FDAが確認できないものを日本ができるとは考えにくく、ナゾは深まるばかりだ。

   それにしても、これだけ被害が出ているのに、中国政府から一言もコメントがない。