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流行語大賞30年…337語からベスト10!「朝ズバッ!」コメンテーター「私のも入ってる」

   その時々の世相を表す「新語・流行語大賞」が来月(2013年12月)で30回目を迎える。これを記念して、主催社の自由国民社がきのう13日(2013年11月)、これまでのトップ10を発表した。懐かしい言葉が並ぶが、すでに普通に使われる言葉になっているものもある。

北川正恭(早稲田大学大学院教授)「受賞で広まったマニフェスト」

   29年間に選ばれたのは337語で、トップ10は年代順に「キャバクラ」(1985年)、「亭主元気で留守がいい」(86年)、「セクシャル・ハラスメ ント」(89年)、「オヤジギャル」(90年)、「サポーター」(93年)、「同情するなら金をくれ」(94年)、「安全神話」「がんばろうKOBE」(95年)、「自分で自分をほめたい」(96年)、「格差社会」(2006年)だ。

   「朝ズバッ!」は映像で選び出した。スポーツでは「新人類」(87年=西武の工藤公康、渡邉久信、清原和博)、「NOMO」(95年=野茂英雄投手・ドジャース)、「イナバウアー」(06年=荒川静香)、「なでしこジャパン」(11年)だ。

   政治では、「オバタリアン」(89年=土井たか子)、「改革なくして成長なし」「抵抗勢力」(01年=小泉純一郎)、「マニフェスト」(03年=北川正恭)、「どげんかせんといかん」(07年=東国原英夫)である。

   北川は「朝ズバッ!」のきょう木曜日のレギュラーコメンテーターで、スタジオにいた。「流行語では困る。ズーッと続けていくんだと。いまちょっと消えかかってますけど、また復活すると思ってる」。この年は「毒まんじゅう」「なんでだろう」と一緒だった。「やっぱり時代を切り裂いていた」と自賛する。

   司会の井上貴博アナ「流行語に選ばれると、知名度も注目度もあがりますよね」

   北川「マニフェストもなかなか広がらなかったのが、茶の間にストンと入りましたね」

普通語になった「セクハラ」「サポーター」。これからも使われそう「格差社会」「安全神話」

   井上が「トップ10」を示して、「みなさんはどれに思い入れがありますか」

   金井辰樹(東京新聞政治部長)は「亭主元気で…」をあげた。井上は「知らなかった」という。金井も「学生だったので、はぁー?と思ったんですけど、いま深くかみしめてますね」(爆笑)

   荻野アンナ(作家)「格差社会。意外と新しい、まだ10年も経ってないんだなとびっくりで、早く古語になってほしい。そういう時代があったなと」

   井上は「個人的には、『キャバクラ』が流行語だったんですね」と驚く。28年前では、彼はまだ幼稚園か。「セクハラ」「サポーター」などは、いまは普通に使われる。「安全神話」なんぞは、何年経っても流行語だったりして…。