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新語・流行語大賞ノミネート50語!「倍返し」か「じぇじぇじぇ」か「お・も・て・な・し」か

   これが出ると年末だと思う。恒例の「2013ユーキャン新語・流行語大賞」のノミネート50語がきのう20日(2013年11月)に発表された。テレビ・芸能、五輪・スポーツ、政治・経済、社会など分野別にさまざまな言葉が並んだが、はて、わかるのはいくつあるかな。

「今でしょ」「アベノミクス」「ブラック企業」「DJポリス」「ヘイトスピーチ」

   さすがにテレビから出たものは耳慣れている。半沢直樹で知られた「倍返し」はいまや海外にまで知られてるそうだ。台湾では「加倍奉還」というのだとか。街で聞いてもだれもが知っている。

   テレビではほかに「今でしょ」「じぇじぇじぇ」「あまロス」「ふなっしー」が並ぶ。スポーツでは「お・も・て・な・し」「シライ」、政治・経済では「アベノミクス」「特定秘密」「ブラック企業」、社会では「PM2.5」「DJポリス」「ヘイトスピーチ」はわかるが、「こじらせ女子」はわからない。

   年寄りには、まあ半分はわからない。「朝ズバッ!」のレギュラーもしかり。ネットや若者用語はさっぱりだ。小林悠アナがいくつかのテストをした。ギャル言葉で「激おこぷんぷん丸」を「北川さん、わかりますか」とふる。北川正恭(早稲田大学大学院教授)「もちろん、わかりません」。かなり怒っている状態をいうのだそうで、ギャル言葉では「怒りの6段活用」というのがあって、「おこ」「激おこ」の次が「激おこぷんぷん丸」だ。

   北川「いい加減にしておけ!」

   怒りの4段以上は、「ムカ着火ファイヤー」「カム着火インフェルノォォォォオゥ」で、「激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリーム」が最上級なんだそうである。ばかばかしい。

   北川「ボクらカンカンに怒ってますよ」

流行語のわりには「意味わからない言葉」多いのなぜ?

   用語解説は続く。「さとり世代」とは、不景気の中で育った10代、20代で、車もブランドもいらない、浪費や競争に興味がなく高望みもしないという、悟ったような世代をいうのだそうだ。間違いない。彼らは日本を滅ぼす。「こじらせ女子」にいたっては説明されてもよくわからない。

   司会の井上貴博アナ「毎回思うんですけど、流行語にノミネートされているのに、なぜこれだけ説明しなきゃわからないのか」(笑い)

   レギュラー3人が選んだ流行語を並べた。北川は「アベノミクス」、小松成美(ノンフィクション作家)が「あまロスな私は南部ダイバー」という。井上が「あまロスなんですか」と突っ込む。「あまちゃん」の放送時間はこの「朝ズバッ!」と重なる。小松はレギュラーなのに、出演のない日はそっちを見ていたのかというわけだ。あわてた小松「BSで見られる」

   金井辰樹(東京新聞政治部長)が気が利いていた。金井の流行語大賞は「バナメイエビ」。「長い間お世話になったのに、君の名前を知ったのが今年だった」(爆笑)

   うん、座布団2枚。