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「世界の風邪対策」激辛ウォッカ、玉ねぎアロマ、ニンニク蒸気…いやあ、どこも凄い

   乾燥注意報が4日(2013年12月)までに8日連続出されている東京では、風邪が急速に広がっている。では、国が変われば風邪予防法も変わるというわけで、中山美香リポーターが世界各地の風邪対策を伝えた。

   ロシア、イラン、東欧のベラルーシ、ベトナムの4か国とはずいぶん力を入れたなあと思ったら、訪れたのは都内に住むそれぞれの国の人たちだった。

中山美香リポーター「ひき始めの風邪が治りました」

   まずロシア。都内でロシア料理店を経営する女性に聞くと、ブラックペッパーと唐辛子をよくすりつぶし、アルコール度数40度のウオッカに入れて飲むという。中山は試飲した途端、「ギャー、ノドが焼ける感じです。でも、体の中が熱くなってきた」という。これなどは効きそうな感じがする。

   次にイラン。イランは日本のように四季がはっきりしていて、首都テヘランの12月の平均気温は10度という。日本女性と結婚した男性によると、風邪策は切ったタマネギを皿に乗せて、部屋に置いておくこと。タマネギの臭いで空気がきれいに変わると信じられている。あとは栄養価の高いカブを丸ごと食べるのだという。効き目について日本人の妻は苦笑しながら「信じるものは救われるのでしょう」

   冬は相当に寒い東欧のベラルーシ。東京・西麻布でベラルーシの家庭料理店を経営する女性店主によると、ニンニクをすりおろして温めたポットに入れてタオルで包み、注ぎ口をくわえて深呼吸してニンニク蒸気を吸い込むのだという。

   ベトナムは温暖な国だけれど風邪は結構流行るという。日本女性と結婚したべトナム料理店を経営する在日9年目の夫によると、沸騰させた鍋にミント、ライム、レモングラスの3種のハーブを入れ、鍋に毛布をスッポリかけてその中に顔を突っ込む。中山が試したところ、顔中が汗だく。

おおたわ史絵は苦笑「内科医としては真似をしろとは言えませんね」

   取材した実感を聞くと、中山は「ちょうどひき始めていた風邪が治りました。実感したのはベトナム。香もいいし、汗もかいてスッキリ」という。

   司会の加藤浩次「医学的な根拠はどうでしょうか」

   コメンテーターの内科医・おおたわ史絵がこう答えた。「なくもありもしないというのが本当のところですね。それこそ信じるものは救われる。現在の日本で真似をしろとは、立場上言いがたい。どんなに流行っていてもひかない人はひかないのだから、普段からの体力づくりが大事になります。いっぱい動いて太陽の下で歩いたりしている人が強い」

   たしかにこれは万国共通。となると、この取材はなんだったのか。