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ソチ五輪「高橋大輔」選ばれた3つ目の理由「団体戦のキャプテン力」

   実力伯仲し熾烈な戦いとなったフィギュアスケートのソチ五輪代表選手が決まった。女子の鈴木明子(28)、浅田真央(23)、村上佳菜子(19)は順当に思える。男子は羽生結弦(19)、町田樹(23)はゆるぎないとしても、3番目は誰なのか注目されていた。

   前日22日(2013年12月)の全日本選手権で3位に入った小塚崇彦(24)か、右足のすねのケガで5位に終わった高橋大輔(27)か。日本スケート連盟が満場一致で選んだのは高橋だった。

全日本ボロボロだったが、小塚崇彦大きく上回る実績

   高橋を選んだ理由として、連盟は5位という結果はケガの影響で、ソチ五輪までには完治が可能であるうえ、グランプリシリーズ(GP)で優勝していることを挙げた。これに対し、小塚は今シーズンやや出遅れていたことがマイナスになったという。

   ただ、2人のこれまでの実績を比較すると、世界ランキングでは高橋3位、小塚17位、今季自己最高点は高橋268.31点、小塚230.95点、GP シリーズで高橋はNHK杯優勝、小塚は中国杯3位だった。世界で戦える選手となると、やはり高橋と見たのだろう。

   実績で明暗が分けた形だったが、小塚は「何度考えても悔しさが込み上げてくる。オリンピックに出場したかったという思いがあったので、すごく残念です」と無念さを語った。

「フィギュア団体戦」オリンピック初めての競技

   フィギュアスケート解説者の村主千香は「ソチ五輪で初めて行なわれる団体戦のキャプテンを選ぶ必要もあって、昨年と今年の国別対抗戦で2度連続キャプテンを務めた高橋選手のリーダーシップもかわれたと思います」という。

   キャスターのテリー伊藤「小塚選手はちょっと悔しいですよ。高橋選手は小塚選手の思いも入れて頑張って欲しいな」