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天皇誕生日「宴会の儀」献立―盛りだくさん!鯛塩焼き食べきれずみんな持ち帰り

   天皇陛下の80歳を祝う一般参賀がきのう23日(2013年12月)に行われ、記帳も含めて2万9000人が訪れた。天皇は皇后さまと宮殿のベランダに立ち、 「80歳の誕生日を迎え、このようにしてみなさんの祝意を受けることに深く感謝します」とメッセージを述べられた。

   午後には「宴会の儀」が行われ、安倍首相はじめ衆参両院議員ら約500人が招かれ、皇太子妃雅子さまも4年ぶりに姿を見せたが、「モーニングバード!」はその献立を追いかけた。

汁物、作身、取肴、焼物、温物、加薬飯

   宴会の儀のメニューは和食で、尾頭付き鯛の塩焼き、お刺身、かやくご飯などだった。参加した中田宏衆院議員は「みんな持って帰りましたね。食べきれないですから」と意外なことをいう。「箱の中に自分で詰めるのですが、わかってる人は鯛とか手をつけない。最初から持って帰るつもりで」

   「一番印象に残った料理はなんでしたか」とレポーターが聞いたところ、中田は「かまぼこですね。切ったのが3切れ。凄い弾力ある歯ごたえで、半月の直径が10センチ、厚さ1センチ、白に赤い縁取り。日の出をイメージしてるらしい」という。こいつはかなり大きい。

   宴会の儀のお品書きというのがあって、iPadミニくらいの大きさ。汁物(白味噌巻鯉)、作身(鮃・烏賊・からすみ)、取肴(日の出蒲鉾)、焼物(塩焼き姿鯛)、温物(茶碗蒸)、加薬飯(鯛曽保呂)とある。飲み物は温酒だけ。

   小松靖アナ「鯛の塩焼きのあたりでお腹がいっぱいになるくらいなのだそうで、持って帰ろうということになるようです」

お酒は燗酒だけ

   小松「日の出蒲鉾」の模型を持ち出した。ひと切れが手のひらくらいある。でかい。

   舘野晴彦(月刊「ゲーテ」編集長)「持って帰るのが前提になっているんだね。食べるんじゃなくて」

   司会の羽鳥慎一「みんなで分けてということですかね」

   小松は「箱も用意してくださる」といいながら、菊の紋章の入った杯も見せた。これも持って帰るのだが、「お酒しか出ない。飲み終わるとすぐに注がれるので、いつまでたっても箱に入れられない」(爆笑)

   両陛下はこのあと、約140の国や地域の代表を招いての「茶会の儀」を催し、キャロライン・ケネディ駐日米大使はじめ、各国代表らと歓談された。映像を見る限り、お元気なのはいいのだが、これではせっかくの誕生日も公務ということになる。天皇も定年制を作ってもいいのではなかろうか。 昔のしきたりは、こんなに長生き時代を想定したものではなかったのだから。