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ゴルフ女子トーナメント15歳の最年少制覇!初日トップに両親「優勝しちゃうんじゃね」

   15歳の高校1年生、勝みなみ選手がゴルフのKKT杯バンテリンレディースオープンを制した。15歳と293日の優勝は女子トーナメントで最年少記録。このところ、水泳、卓球などで10代が活躍しているが、女子ゴルフもこれに加わりそうだ。

   勝は初日はパットがさえて、14番から18番まで5連続バーディーなど6アンダーでトップタイに立った。「プロの試合で60台を出したことがなかったのですごく嬉しかった」と素直に喜んだ。2日目で2位タイになったが、最終日に落ち着いていてまき返し、最終ホールもバーディーで締める余裕だった。森田美香子、横峯さくら、上田桃子らトッププロを抑えて、堂々たる勝ちっぷりだ。

ボギー叩くと「六甲おろし」歌って立て直し

   表彰式では、「両親は『予選通ればいいね』と言っていたのに、初日にトップタイになったら『優勝しちゃうんじゃね』といわれて頑張りましたけど、まさか本当に優勝できるとは思わなかった」と笑う。さらに、「ギャラリーの皆さまの声援や支えてくださった鹿児島の皆さま、それから両親、おじいちゃんのおかげです」と、スピーチも堂に入ったものだ。

   調子がおかしくなると歌を歌う。それも阪神タイガースの応援歌「六甲おろし」ときたもんだ。おじいさんの影響で、熱烈な阪神ファンなのだ。2日目のボギーもそれで乗り切ったと。阿部祐二レポーターの電話インタビューに「お風呂でも歌ってます」

   また、ギャラリーやテレビカメラがあった方が気合いが入るのだという。母親の久美さんによると、「緊張を力に変えることができる子です。なにに関しても楽しむ意識、プラス志向」だ。

冷静なパットと250ヤードの飛距離

   6歳でゴルフを始め、小学1年で初めてコースに連れて行かれた。同じ年代で競うのが楽しかったらしく、鹿児島県内から九州、全国と目が広がっていった。小学生時代のコーチは、悔しくて泣くことが多く、「これだけ悔しかったら上達する」と思ったそうだ。

   2010年10月、小学6年生で全日本小学生トーナメントで優勝した。中学生では世代別の大会を次々に制し、プロの大会にも出るようになった。まだ中学生だった昨年(2013年)、「世界の舞台に立つことを目標にしています」といっていた。

   彼女の強さの秘密はパッティングで見せるメンタルの強さと、240~250ヤードというドライバーの飛距離だ。飛距離は体幹の強さによるものらしく、体操教室で鍛えた結果だ。

   キャスターのテリー伊藤「2日目に危ないかなあと思ったが、最終日に突き放しましたね」

   司会の加藤浩次「杉山さんどうですか、15歳」

   杉山愛(プロテニスプレーヤー)「すごいですね。言うこともしっかりしてるし、15歳には見えないですよ。私は17歳でプロになりましたが、15歳、16歳は怖いものなしですよね。今回もプラスのオーラしか出ていない」

   テリー「プレッシャーないね」

   杉山「ないと思います。チャレンジャーは失うものは何もないですから。これからはいろいろあるでしょうけど」

   阿部「きょうは学校へ行ってます。来週の試合には出ません。5月には出るようですが。プロにはまだならない」

   勝谷誠彦(コラムニスト)「賞金もらえないんだよね」

   阿部「2位のイ・ボミさんが優勝賞金1800万円」(笑い)