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埼玉・水族館の庭池で魚大量死!塩素投げ込み「GWの家族連れ邪魔したい孤独な人物」

   埼玉県羽生市にある県営埼玉水族館で27日朝(2014年4月)、庭池で飼っていたソウギョやアオウオ、コイ、テラピアなど約300匹が死んでいるのが見つかった。庭池は入場者が餌(1個50円)を購入して魚たちに与えるのが人気で、この日は中止された。知らずに来た子どもたちは「ちょっと残念」「早く元に戻ってほしい」とゴールデンウイーク中の事件に肩を落としていた。水族館は休日には6000人ほどの入場者で賑わう人気スポットだ。

今年2度目!前回も休日前の犯行

   庭池は井戸水を使っており、水族館が水質検査したところ、ないはずの塩素が0.2~0.7ppmと比較的高い濃度で検出された。この庭池では2月23日の日曜日にも約500匹の魚が大量死しており、これで2度目だ。

   防犯カメラ4台と池の周囲のフェンスを外部者が乗り越えると異常を知らせるセンサーを設置していたが、センサーの反応はなく、フェンスの外から塩素を投げ込んだのではと見られている。庭池の水面積は1000平方メートルあり、池の水量と塩素の濃度を計算すると、純度100%の塩素を1キロ相当投げこんだことになるという。

   2回とも休日前の夜間から未明にかけて投げ込まれている。犯人はどんな人物で動機はいったい何なのか。精神科医の和田秀樹医師は「孤独で、ゴールデンウイークに家族連れで魚と楽しむ風景を邪魔したいという気持が強いのではないか」とみる。

   コメンテーターの前田典子(モデル)「5日はこどもの日でもあり、池の上には鯉のぼりなびいましたね。こどもの日は鯉がメイン。その鯉が瀕死の状態で浮いていて可哀そうです。県営の水族館というこの場所が不気味ですね」

   水族館からの被害届で、警察も器物損壊事件として捜査を始めた。