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東京・町田「マグネシウム火災」工場内温度高く消火活動いまだできず!完全鎮火までには数日

   きのう13日(2014年5月)に東京町田市の金属加工「シバタテクラム」の工場爆発炎上火災では、マグネシウムが80キロもあり消火活動が進まなかった。燃えているマグネシウムに水をかけると、化学反応で水素と酸素が発生して水素爆発を起こすからだ。燃えているマグネシウムに水をかけた映像を見ると、水がかかった途端に炎が2倍ぐらいに吹き上がっている。

泡消火剤も水分含み危険と判断

   現場に奥平邦彦リポーターがいた。「工場の2階の窓は焼けただれ、まだ中から白煙が流れ出ています。完全に鎮火したわけではありません」

   メインキャスターの齋藤孝「東京消防庁は約60台の消防車を出動させていますが、その中に泡の消火剤をまく化学消防車はありますか」

   奥平「数台あります。でも、消火剤の中にも水分が含まれているので、いまのところ消火剤を使った消火活動は見合わせているようです。先ほど消防隊員が工場内の温度を計測しました。その結果、天井部分で90度、床面で100度ということでした。午前6時半から消火活動開始となっていましたが、今は室内の温度が下がるのを待っている状態です」

   おととし(2012年)、岐阜県で起きたマグネシウム工場火災では、完全鎮火まで6日間かかった。