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札幌・厚別「女性遺体」伊藤華奈さんと判明!別の場所で殺害され最近運ばれた?

   札幌市厚別区の緑地で発見された女性遺体の身元が、近くに住む養護施設職員の伊藤華奈さん(25)と確認された。伊藤さんは今月4日(2014年5月)未明に自宅を出たあと行方不明になっており、緑地の遺体と指紋が一致したと警察がきのう29日夜に発表した。木の根元にうつ伏せになっていた遺体には大量の枯葉をかけられていた。靴下は履いていたが、靴は履いていなかった。

行方不明になった今月4日には積雪

   井上貴博アナ「4日には雪が降って積雪がありました。その時点で枯葉をかけるのは無理と現地ではいわれています」

   遺体は遊歩道から数十メートル入った林の中に放置され、奥平邦彦・取材キャスターは現地から「問題は遺体がいつからそこにあったかです」と報告する。

   遺体があった緑地は、南に住宅街があり、散歩や山菜とりをする人も多い憩いの場だ。近所の住人は「こんなところにあったなんて驚きです」と話す。おととい28日に犬と散歩中の人が見つけたのだが、以前からそこにあればもっと早く発見されてもおかしくない。伊藤さんは別の場所で殺され、最近になって緑地に運ばれた可能性が高い。

直前にLINE「結婚式や家事のことで頭ぐちゃぐちゃ。家出してしまった」

   伊藤さんの自宅からは約700メートルで、伊藤さんは4日午前零時56分、友人にLINEで「結婚式や家事のことで頭の中がぐちゃぐちゃしすぎて家出してしまった。頭が冷えればおちつくわ」と伝えていた。その直後、婚約者に「助けて。警察を呼んで」と電話したのが最後の連絡となった。

   携帯電話は見つかっていないものの、同じ厚別区内から発信されたのは分かっている。警察は殺人と死体遺棄事件として捜査本部を設けて、不審な人や車の目撃情報を探すとともに、周辺の防犯カメラの映像も分析して調べを進める。