J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

股関節が痛い!早期受診のためのチェックリスト―「立ち上がるとき違和感」「脚が組みにくい」…

   股関節に悩む人は予備軍を合わせると500万人になるという。そのほとんどが女性だ。「同じ姿勢から次の行動に移る時に痛みを感じる」「足を組むと痛い」「歩き方が遅い」などなどの自覚症状があるにもかかわらず、「場所が場所だけに病院に行かず、悪化して手術になってしまう人が多いんです」(中村慶子アナ)

   正常な股関節は骨と骨の間に軟骨があるが、だんだん削れていくと違和感を生じるようになり、さらに進行して骨どうしがぶつかると痛みを感じるようになる。

『モデル歩き』で予防

(1)床や椅子から立ち上がる時や長く歩くと違和感がある。
(2)激しい運動のとき股関節に違和感。
(3)椅子に座っている時に脚が組みにくい。
(4)歩き方が変だと言われた。
(5)靴下を履く時、足の爪を切る時が困難に。
(6)ときどき股関節が鳴る。

   北里大医療衛生学部・高平尚伸教授は「1、2の症状があるようなら初期、5のようなら進行している可能性が高いですね。1、2の段階でも病院をお訪ねになったほうがいいでしょう」と話す。

   すでに股関節に異常が発生しているなら治療を受けるしかないが、普段から股間に負担をかけにくい歩き方、座り方魚心がけることも大切だ。4000人以上の股関節患者を診察してきた石部基実医師が薦めるのが「グッド歩行」だ。

「姿勢を真っ直ぐにして、踵から足を付いて膝や足首で衝撃を吸収する歩き方です。ファッションショウのモデルが歩くみたいに踵から歩けば骨盤への衝撃は柔らかくなります」

   さまざまな疑問に高平教授が答えたが、それによると「股関節は遺伝する」。股関節の形が母娘で似るからだ。またコンドロイチンが多い食べ物は股関節痛予防にはいいらしい。

(磯G)