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「同級生殺害」ネット書き込み「殺しちゃった。血が溢れてくる」手首写真も添付

   長崎県佐世保市で26日夜(2014年7月)、県立高校1年生の女子生徒がクラスメートの後頭部を工具で殴り首を絞めて殺したうえ、首と左手首を切断するという事件は、「とくダネ!」も伝えようにも何をどう伝えるべきなのか戸惑っている。

「すべて一人でやりました」

   女子生徒は殺害の動機や謝罪めいたことはまだ話していないが、インターネット上には「殺しちゃった。血がふいてもふいても溢れてくる」という書き込みと切断された左手の血の付いた指先がアップにされた写真があり、この女子生徒が投稿したとみられる。女子生徒は「すべて一人でやりました」と供述しているが、動機に結びつくような話は一切していないという。

   二人が通っていた県立高校は有数の進学校で、中学校から同級生だった。クラスメートは被害女子生徒は「とても優しくて明るくて頭がよかったし、とてもいい子だった」と話す。写真部に所属し成績は学年の中ぐらい、面倒見のいい生徒だったという。

   加害女子生徒は昨年秋に母親をがんで亡くし、父親が今年4月に再婚したため、父親名義になっているマンションのワンルームで独り暮らしをしていた。マンションの住民は「挨拶しても黙ったままで暗い感じだった」と話す。学校は「2人に関してはいじめやトラブルがあったという話は聞いていない」という。

互いにアニメ好きで周囲は「仲がいい2人」

   15歳の少女にとって多感で不安定な時期に母親の死と父親の再婚という強いショックがあったのだろうが、それが今回の事件とどう結びつくのかはわからない。性格の異なる2人に共通しているのはアニメ好きで、周囲からは「仲が良かった」と見られていた。

   佐世保市では04年に小学6年生の女児(12)が同級生の女児(11)の首をカッターナイフで切り殺害する事件があり、学校では命の大切さについて教えてきたという。司会の小倉智昭が「毎日寝ているベッドの上で首を切断しているということは、捕まるのを覚悟して逃げる気はなかったんではないかでしょうかね」という。

   夏野剛(慶応大客員教授)「状況があまりのも分からないのですが、15歳という年齢で独り暮らし。そこからくる不安定な感情の中でひょっとしたはずみで怒りとかがあったのか、この段階ではまったく分からない」