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「同級生殺害」当日―精神科医に入院相談していた父親!継母に「人殺したい」

   長崎・佐世保の高校1年の女生徒が殺害された事件で、加害生徒の父親は事件が起った当日、精神科医、カウンセラーとの話し合いで「娘を入院させて」と相談していたことがわかった。母親に「人を殺したい」などといっていたためだったが、医師は応じなかったという。父親がきのう4日(2014年8月)に出したコメントで明らかにした。

児童相談所に行く予定が…、すでにその時…

   父親の訴えに医師は「個室を独占させることになるので入院は難しい。ほかの病院でも受け入れは困難だろう」と答えたという。結論として、「直ちに警察に行くのは不適で、まず児童相談所に相談」と決めたという。

   父親は26日(2014年7月)に相談所に電話をしたが、出たのは守衛で、「きょうはサマータイムで終わった。月曜日に電話をくれ」といわれた。しかし、相談所は日曜にも相談窓口が開いていることがわかり、27日の朝に行くことに決めたが、このときすでに事件は起きていた。27日はまた女生徒の誕生日で、お祝いに家族で焼き肉に行く予定だったという。

もし警察に相談していれば…

   司会の羽鳥慎一「コメントをそのまま受け止めれば、何か対応しようとしていたということですね」

   舘野晴彦(月刊「ゲーテ」編集長)「なにがあったんだろう。どうすれば良かったんだろうと考えてしまうが、ちょっと当面はわからないですね」

   羽鳥「あまりにも特殊なケースなのでむずかしい」

   高木美保(タレント)「もしそのときに警察に相談したらよかったのかなと、すがるような気持ちでニュースを聞いています」

   羽鳥「もしかしたら、逆のケースになっていたかもしれないですよね」

   岩上安身(ジャーナリスト)「両親に批判が出てましたね。しかしお父さんが謝罪のコメントを出したあとに、これだけのことをしていたと明らかにした。ただ、ちょっと遅かったと悔しさがにじんでいるように感じます」

   小松靖アナが父親のコメントの一部を読んだ。「人を殺す警告をしていたのに、何もしないで放置していたというものではまったくない。夫婦としては医師の指示に従って対応してきた」

   父親も娘にバットで殴られていた。同居していては危ないというのが、娘をマンションの1人暮らしにした理由だった。母親(継母)も「人を殺したい」というのを実際に聞いていた。これはすでに事件だったのではないかという気がする。ただ、だれの予想をも超えていたのだ。