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ツキノワグマ母子3頭 墓参の老夫婦襲う!どんぐり不作でエサ求めて山里へ

   世界遺産にも指定され、合掌造りで知られている岐阜県の白川郷で老夫婦が熊に襲われた。23日午前7時頃、墓参りに向かっていた老夫婦をツキノワグマが襲い、2人は肩や頭などをひっかかれ、2週間のケガを負った。襲った熊は3頭で、母熊と子熊2頭と見られる。

   この日は午前9時頃にも、東海北陸道・白川郷IC付近で熊が目撃されている。

目撃情報これまでに去年の2倍

   司会の小倉智昭「白川郷の後ろには奥深い山が連なっていますけどね、なぜ熊が人里まで来たのかな」

   白川郷の住民は「今年は夏の暑さのためか、これまでにない異変が山の中で起きているようです。熊の餌となる木の実や植物が足りてないのでしょう」と話す。

   山中章子リポーター「岐阜県全体で昨年の熊の出没・目撃情報は320件ありました。今年はこれまでに570件と昨年の2倍近くになっています」

   今年は熊の大好物であるドングリが少なく、餌となる植物もマイマイ蛾などによって食べ尽くされて、食べ物を求めて人里に降りてきたようだ。

   小倉「これから熊たちは冬眠準備の時期を迎えるでしょう。熊出没、襲撃という事態が頻発するのが心配ですね」

   山中「岐阜県では単独で山の中に入らないようになどの注意を呼びかけています」

   岐阜県だけの話ではないのだろう。この秋はあちこちで熊目撃や襲われたという事件が起きそうだ。