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スマホ「お役立ちアプリ」わが街のトラブルこれで解決!自治体への要望送信

<くらしの安全安心お役立ちアプリ>スマホのアプリは数えきれないほどあるが、無料の「Fix My Street Japan」(私の街を直して)を使って住民サービスを行っているのが愛知県半田市だ。出田奈々アナがさっそく出かけてみると、最近舗装されたばかりの通学路があった。「以前は砂利道だったのですが、段差が大きくて危ないという書き込みがアプリにあり、補修されました」

   半田市の住民たちはこのアプリをどのように使っているのだろう。

愛知県半田市―道路補修や倒木撤去、カーブミラー増設などたちまち対応

   遠藤孝司さんは近所に気になっている道路の陥没があった。マンホールのわきが割れて大きな穴が開いている。暗くなるとかなり危なそうだ。遠藤さんはアプリを起動して現場写真を撮ると、気づいたことを文字入力する。このときは「歩行者自転車通行棄権」。後は送信すれば終わりだ。

   情報はサイト上に公開され、市役所はその情報を見て対応する。数時間後には遠藤さんの指摘した箇所に職員がやって来てアスファルトで埋めていった。

   井ノ原快彦キャスター「ええ、数時間で...。凄いね」

   こうしたことは以前は住民が書類で提出して、職員が写真を撮りに行って確認して...と、数週間かかったという。これがお役立ちアプリでたちまち解決してしまうのだ。半田市ではこのほかにも、強風で折れた公園の危険な樹木を撤去したり、見にくいカーブミラーを追加して見やすくしたりといった対応をしていて、今年だけですでに80件になる。

   柳澤秀夫キャスター「書類提出するんじゃ二の足を踏むけど、これならね。でも、自治体が見ていないと意味ないですよね」

   出田アナ「そこなんです。アプリはどこからも利用しみることができるのですが、役立てているのはまだ半田市だけ。大阪市や千葉市は現在検討中だそうです」

金沢市は災害時の避難所案内や誘導

   お役立ちアプリはほかにもある。金沢市の「かなざわ避難支援ナビ」は警報が出ると避難場所やそこまでの道案内が表示されるのだ。さらに避難場所の混雑状況なども職員が入力するので、どこの避難所に行けばいいかすぐ分かるようになっている。

   出井「実は、柳澤さんの出身地の会津若松にもあるんです」

   柳澤「冬になるとドカッて雪が降るんですよ。そうすると、消火栓がどこにあるかわからなくなって火事のとき非常に困るの。消火栓の位置がわかるアプリでしょ」

   出田「そうなんです。こうしたアプリは提供会社が信用を高める狙いでやっているので、無料になっています」

   あさイチでこうしたお役立ちアプリ一覧みたいなものをやってくれるといいんだけどなあ。