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小渕優子経産相「公選法違反」疑惑!後援者の観劇会費用肩代わり

   小渕優子経済産業相に公職選挙法違反の疑惑が浮上した。後援会の女性向けの観劇会で会費を上回る支出をしていたと野党が追及、小渕大臣は「指摘されて初めてわかった。調べていきたい」と答えた。ほかにも、親族企業から政治資金で品物を買っていた疑いも出ている。

参加費収入742万円なのに明治座支払い3385万円

   観劇会は明治座で開かれ、2010年からの2年間で支援者から集めた参加費742万円に対して、明治座には3385万円を支払っていた。差額2643万円を小渕側が出していたことになる。「(小渕の)政治団体が肩代わりしていた」と野党は問いつめた。だとすれば、選挙区の有権者への寄付を禁じた公選法違反にあたる。

   小渕の親族(姉)が経営する服飾店から10年からの3年間に品代として政治団体から200万円を支出していた疑惑では、「個人のポケットマネーでやればいいではないか」「政治活動ならどうして親族の店から買ったのか」と追及された。

選挙区の有権者への寄付行為禁止

   司会の加藤浩次「事実はまだ分かりませんが、こういうことがあると毎回、初めて知った、経理に確認しますと(政治家から)同じ言葉が出ます。はっきりと、このタイミングでこうこうこうだからこうなのだと説明してほしかったですね」

   キャスターのテリー伊藤「これは言い逃れできませんね。歌舞伎に支援者を呼んだりするのはよくあって、楽しむのが悪いわけではないけれど、自分のカネでやらなければねえ」

   菊池幸夫(弁護士)「個人でなく後援会がやっても違反になります。ちゃんと襟を正してほしい」

   しかし、こうしたことは与野党問わず多くの政治家がやっていて、追及が尻切れトンボにならないことを願うばかりだ。