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パジャマ姿でテレビ見ながら自宅でお昼ごはん...「俺らだってそうだよ」と言ってた芸人さん

「よし、なんとか午後1時過ぎには仕上げた。これからご飯、ご飯」

   ランチタイムのラストオーダーには間に合うだろうと、ミニバッグに財布とスマホを入れてお出かけしたり、きょうの定食は何だろうと社食に向ったり、お弁当を広げたり、コンビニに走ってカップ麺の新作でとりあえずのランチとする。

   勤め人のお昼ってたいがいこのパターンの繰り返しだと思う。午後の仕事に向けて英気を養い、しかし食べ過ぎで眠気も誘う。そんな楽しみなお昼ご飯のひとときだ。

ランチの自炊率が異常に高いこの業界

   だが、私がこんなランチタイムを過ごすのは週に1度か2度しかない。午前中から打ち合わせや会議がある時だけで、残りの日はどうしているかというと、たいていが家でテレビを見ながらのランチだ。

   朝起きたパジャマ姿のままPCに向かい、気が付くとお昼時。それからきのうの残り物、ラーメン、冷凍うどん、ごくたまにパスタを作ったりする。ランチの自炊率は異常に高い。そして、テレビを見ながら食べて、ボーっとして洗い物をする気が失われていく時間を過ごす。

   先日も食べ終わった直後に始まったミヤネ屋で、女性アイドル復帰出演を寝っころがりながら「あれ、ちょっと前より色っぽくなってる?」な~んて思いながら見た。ようやく重い腰を上げて洗い物を済まし、時計を見て「あらやだ。もう3時になろうってんじゃないの」なんて独り言をいっていたりする。フリーの人間がすべてこうではないのは断言しておく。偉いスーパー売れっこ先生なんて、こんな時間はないだろうし...。

   でも、頻度に個人差はあれ、自宅兼オフィスで働いている作家やリサーチャーさんは、かなり自宅でお昼ご飯派も多いようだ。会議と会議の間がものすごく空いてしまった時などは、いったん帰宅して昼ごはんを食べてから再び出直す。ちょっと面倒だけれど、そのほうが経済的でもある。でもまぁ、一応社会人なワケで、なんとか暮らしてはいけている。

昨夜の残り物、ラーメン、冷凍うどん、たまにパスタ...

   この仕事を始めたばかりの頃、「いいとも!とかを家で見ながらお昼ご飯食べてると、わたし大丈夫かなって心配になるんです」と、ある芸人さんたちにポツリと言ったことがある。

「おれらだってそれが普通だよ。その後のごきげんようも見て、昼ドラも見ているのが当たり前だから、全然心配することなんてないよ」

   そう言ってくれたのは、当時ネット番組でご一緒させていただいていたコンビ芸人さん。その後、ドカンと一発屋のようにブレイクし、現在はコンビ仲が悪いということでまたプチブレイク中のお二人だ。

   私は安心して、その後もずっと「いいとも!」を見続け、今も12時になるとチャンネルをチャカチャカ変えながら仕事をしたり、お昼ごはんを作る日々が続いている。その分、料理の腕が上がったのかといわれたら、ラーメンに冷凍うどんじゃ期待できない。なにより、こんなに家にこもっている時間が長いと、料理を披露する相手すらいないし、出会う機会もないやっぱり不安に思えてきた。これでよかったんだろうか...。

モジョっこ