あさってからの3連休に紅葉狩りを計画している人も多いだろう。気象予想士の小林正寿は「今年は10年に1度の紅葉の当たり年です。夏から秋への急激な冷え込みと、朝晩と日中の寒暖差が大きいため葉っぱの色づきが鮮やかなんです」
「あさイチ」は全国各地の紅葉名所の中でも、選りすぐりの楽しみ方を探した。(2014年10月29日放送)
【箱根登山鉄道・新車両】
週末には200万人が訪れる神奈川県箱根町の登山鉄道が、25年ぶりに新車両を走らせる。従来型より窓が3割ほど大きく、天井もガラス張りだ。登山鉄道の電車を27年間作り続けている大谷龍二課長は自信満々でこういう。
「目の前で紅葉を体で体験できて、電車よりも部屋でリラックスした雰囲気が楽しめます」
【鳥取・大山では和傘のコラボ】
西日本でいち早く紅葉した大山は地元の名産品の和傘に明りを灯したライトアップを行う。もともとはお盆に行われていたイベントだが、この時期にもということで、100本以上の色とりどりの和傘・番傘にライトを点けて紅葉の道を浮かび上がらせる。
「幻想的で心が落ち着く」と地元では好評で、11月1~2日に実行する。
【新潟・湯沢町のゴンドラ】
11月9日まで運行する「ドラゴンドラ」(往復おとな2200円)は日本一長く、キロを25分かけて空中散歩が楽しめる。色づく木々と渓谷や湖を上から眺めると、また違った趣がある。
【宮城県・鳴子峡40秒徐行運転】
トンネルを抜けて橋にさしかかると電車は最徐行をしてくれる。空気は澄み、見渡す山々の木々は赤や黄色に彩られて万華鏡のようだ。7万人の観光客が訪れるので、混雑覚悟で...。
【京都・貴船神社の紅葉のトンネル】
紅葉の名所、京都北部の貴船神社に向かう叡山電車は、天井までの大きな窓からもみじのトンネルを通りながら神社まで走る。
(磯G)