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巨人・阿部慎之助「野球そっちのけ」超弩級スキャンダル女優・小泉麻耶とズルズル関係

<「実は、阿部(慎之助・巨人軍選手=筆者注)はいま私生活で大きなトラブルを抱えています。シーズン中には『野球に集中できない』などと口走ることもあった。
   二年前から深い関係になった女優が、阿部に金銭トラブルや、警察沙汰の相談を持ちかけ、結果的に彼を巻き込んでしまっているのです。いくら周囲が忠告しても、阿部は聞く耳を持たず、今もズルズルと関係を引きずっています」>

   今週の『週刊文春』の巻頭スキャンダルは巨人の阿部(35)と女優・小泉麻耶(26)の複雑な不倫関係を報じている。私が由緒正しい巨人ファンであることは、この欄でも何度か書いた。私はCS(クライマックスシリーズ)廃止論者だ。長いシーズンを戦ってせっかくリーグ優勝を果たしても、CSで負ければ日本シリーズには出られない。これでは何のためのペナントレースなのか。目の肥えた野球ファンならシーズン後半の見物は3位、4位争いになるはずだ。

   大リーグと違って6チームしかないリーグで3位までがCSに出られるというのでは、やっている選手はともかく、野球ファンはペナントレースに熱が入らない。パリーグでも何度かソフトバンクがリーグ優勝しながらCSで負けて涙をのんだことがある。

   昔、広岡達朗氏に話を聞いたことがあった。彼は名選手でもあったが監督になっても名監督と謳われた。広岡氏は日本シリーズのような短期決戦は監督の頭脳が試合の行方を左右するといっていた。短期決戦だからといって初戦からしゃにむに総力戦で戦おうとすると、後半までもつれたとき打つ手がなくなってしまうというのである。第1戦を勝つことは重要だが、負けても2戦から7戦までをどう戦うかを組み立て、落としてもいい試合は戦力を温存して戦うのが優れた監督だという。

   今年の巨人はリーグ優勝しながら、CSでは阪神にまったく歯が立たなかった。原辰徳監督というのはあまりほめられた監督ではないと私は思っている。チームが不調の時、どう戦うかという戦略がないからである。

   バッティングは水ものだからアテにはできない。投手のローテーションを綿密に組み立てることができなければ短期決戦には勝てない。巨人が阪神に惨敗したのは当然だった。投手の不出来はいうに及ばず、打者に相手投手に向かっていく闘志が感じられなかった。野村克也氏のいうとおり、勝ちに不思議の勝ちはあるが、負けに不思議の負けなしである。

   そんな不甲斐ない負け方をした巨人の「戦犯」は原監督と主力の阿部だったと私は思っている。なかでもシーズンを通して精彩を欠いた阿部の責任は重いはずだ。2012年は捕手史上最高となる打率3割4分をマークし、首位打者に輝いたが、今期(2014年)の通算打率は2割4分8厘。4月には26打席無安打という不名誉な自己ワーストも記録し、4番の定位置どころか正捕手のポジションすら脅かされる始末だった。

   その理由を、首の故障がさらに悪化してバット振りきれなかったと本人がいっているが、それだけではないと週刊文春は追及する。冒頭のコメントはこの間の事情を知る関係者の話だ。

「周囲の忠告」聞く耳持たず...人目もはばからずキャンプにも呼び寄せ

   阿部は06年に結婚した元タレントの夫人との間に幼い3人の子供までおり、子煩悩な父親としても知られていた。だが、女が阿部を変えてしまったようである。小泉麻耶との仲は2年前の夏に、『週刊ポスト』(12年8月17・24日号)が段ボールを抱え宅配便業者に扮して小泉の自宅マンション訪れる様子をスクープしているが、まだ続いていたのだ。

   9月26日、巨人が3年連続、36度目のリーグ優勝決めたその日、小泉は巨人軍がDeNAとの試合の時の宿舎にしていた「ホテル横浜ベイシェラトン」へと向かった。小泉の存在は巨人の番記者の間でも有名で、陰では第二夫人と呼ばれているそうだ。実際、今年正月のグアムキャンプでは、阿部は前半、家族を呼び寄せて一緒に過ごし、後半は入れ替わりで小泉と過ごしていたという。

   阿部は試合後、人目を避けて彼女の部屋に入り、28日までホテルに泊まっていたそうである。先のコメントの中にある「金銭トラブルや警察沙汰」についても小泉は阿部に相談していたというのだが、これが超弩級のスキャンダルなのだ。

   発端は昨年の冬。小泉にまつわる「黒すぎる噂」が芸能界で飛び交い、大手の芸能プロダクションの幹部が震え上がる大騒動が持ち上がったという。有名女優や人気モデルを多数手がける大手芸能プロのA氏が、あろうことか所属タレントだった小泉と性行為に及んだビデオが存在するというのである。テレビ関係者がこう話す。

<「小泉はA氏からたびたび性行為を求められ、仕事のために応じていたが、その後も待遇が良くなることはなく、ろくな仕事を与えてはもらえなかった。いわゆる『枕営業』ですが、性奴隷のように扱われたことに怒り狂った小泉が、復讐のために部屋に隠しカメラを仕掛けた、というのです」>

   その後、A氏との間でいろいろあり、彼女が警察に被害届を出す事態になった(後に小泉が取り下げた)。そんなトラブルを小泉から聞かされた阿部は、彼女から遠ざかるようになったというのだが、男と女の関係はそう簡単には切れない。そうしているうちに週刊文春は小泉スキャンダルの真相にたどり着いたという。週刊文春によれば<入手した数枚の写真――そこには衝撃的な光景が収められていた>そうだ。

<雑居ビルの一室のような殺風景な部屋。白いベッドの上に横たわっているのは、胸元も露わなキャミソール姿の小泉。隣に腰掛けているスーツ姿の男性は、間違いなく件のA氏だ。(中略)
   写真が撮影されたのは昨年の春から秋にかけての時期だと言う。そこには、これまで噂の域を出なかった『性接待』の現場がはっきりと写されていた>(週刊文春)

   さすがに阿部も懲りたのか、今では「もう(不倫は)終わった。これからは、まっとうな生活を取り戻したい」と話していると先の関係者が語っている。

   だが、不思議な記事である。阿部と小泉の不倫を暴くだけの記事ではない。芸能界でこれまでもいわれてきた「枕営業」の証拠写真入手は大スクープである。写真もぼかしているが3枚載っている。こっちのほうがニュースバリューは大きいと思うのだが、週刊文春はこっちのほうはさほど追っていない。小泉側はA氏と性的な関係はないと否定している。阿部が小泉と手を切りたくて写真を渡したとは思えない。この記事が出たことで一番ダメージを受けるのは阿部だろうか、それとも大手芸能プロのA氏だろうか。この記事にはまだまだ裏があるように思えてならない。

坂本勇人と澤村拓一はCS敗退の夜に六本木・乱痴気騒ぎ!巨人はもう終わったのか...

   『週刊ポスト』もCS敗退の夜に2人の巨人の中心選手が六本木のクラブに現れ、VIPルームで女の子たちと合コンをして騒いでいたと報じている。坂本勇人内野手と澤村拓一投手である。そのうえ、阪神の選手も一緒だったというのだからなにおかいわんやである。

   坂本はVIPルームから出てこなかったというが、澤村は<「ガンガン飲んで酔っ払った勢いで店内中央のダンスフロアに向かい、一般客に交じって踊りまくっていました」(常連客)>

   澤村は今年二軍落ちするなど戦力にならず、CS第2戦でも先制点を与え、5回には危険球を投げて退場になっている。私のような巨人ファンがその場にいたら、何という無様な負け方だと一言いったかもしれない。巨人軍は球界の紳士たれという教えも、この連中は聞く耳持たないのであろう。巨人とヤンキースがあまり強すぎて、「くたばれ!」とののしられた昔が懐かしい。

小渕経産相のお次は西川農水相―栃木県職員時代に収賄逮捕!長男企業から政治資金で買い物

   小渕優子前経産相の政治団体をめぐる不明朗な資金処理問題で、東京地検特捜部は30日(2014年10月)に、小渕氏の元秘書で群馬県中之条町の前町長の折田謙一郎氏の自宅などを家宅捜索した。小渕氏には明治座に支払ったカネの問題以外にも、選挙区内の人間に自分の写真のついたワインを贈った問題や、『週刊新潮』では選挙区内の男性がある公的な役職に就いたとき、小渕事務所の秘書がやってきて、「小渕優子からです」といって白い蘭の花を持ってきたと報じている。それ以外にも、数々の「違法」があると各誌が書いているが、いちいち挙げるときりがないのでこの辺にとどめておく。

   これらを読む限り、小渕が議員バッチを外さなくては収まらないように思うが、要職に就いている議員たちの週刊誌による「身体検査」はこれだけでは済まない。なかでも一番追及されているのは西川公也農水相(71)だ。まずは週刊新潮から。

<西川大臣が代表を務める自民党栃木県第二選挙区支部の政治資金収支報告書によると、2010~12年の間に「NA企画」なる会社に対し約33万円の支出がある。費用は「土産代」や「お歳暮」などだが、「NA企画は、西川さんの政策秘書を務める長男が社長の親族企業です。法人登記では、事業目的は釣り堀やレストラン経営など。事務所は西川さんの後援会連絡所と同じだし、『お土産』になるようなものを販売しているとは思えません。(中略)政治資金の親族企業への環流、と批判されるのも当然でしょう」(社会部記者)>

   西川大臣の知人によると、10数年前、実家に住む義理の姉の照子さん(79)と、グループ企業の代表権争いで泥沼の裁判をしていたこともあるという。

   週刊文春は西川氏が県の職員時代に収賄で逮捕されていたことを暴露されている。<一九七一年九月八日、地元紙・下野新聞にこんな見出しが踊った。『新たに技師一人を逮捕 千振ダム汚職事件 現金二万円受け取る 工事監督 指導に便宜図る』

   実は、この「技師」こそが、県庁職員として現場監督をしていた、若き日の西川大臣なのである>(週刊文春)。<西川氏の上司と業者は起訴され、「公務員の権威失墜させた責任は重い」と断罪され、執行猶予付きの有罪判決を受けた。一方、西川氏はまだ若く、金額も高額ではないとして、起訴猶予処分となり、県職員として仕事を続けた>

カジノ担当相がパチンコ店から350万円!政治献金で通るか?経営者は外国人

   カジノ担当政務官の大塚高司衆院議員(50)にもあるまじき献金があると週刊文春は書いている。この大塚氏、昨年8月に不倫関係にあった北新地のホステスに対して暴力を振るってけがを負わせ、書類送検(結果は不起訴)されたこともあるそうだ。そんな勇ましい大塚氏に新たなスキャンダルが勃発した。

<在日韓国人男性から外国人献金を受けていたのだ。
   大塚氏が支部長を務める自民党大阪府第八選挙区支部の政治資金収支報告書によると、Aという男性が0七年に三十万円、0八年に六十万円、0九年に二五万円、三年間で合計百十五万円を献金している>(週刊文春)

   Aは済州島に本籍を持つ在日韓国人でパチンコ店経営をしていたが、今は介護や人材派遣をやっているそうだ。カジノと利害関係の深いパチンコ業者では、カネは返したでは済まされない。政治資金規制法では外国人からの献金の受け取りを禁じており、違反すれば3年以下の禁固、もしくは50万円以下の罰金を科せられ、故意に受け取っていた場合は公民権停止になるほど重いものである。

   お次は江渡聡徳防衛相(59)。週刊文春によれば、直近3年分の報告書を見ると「政経福祉懇話会」なる任意団体から、毎月25万円、年間で300万円の献金が記載されているというのだ。

   週刊文春記者が報告書に記載された懇話会の住所を尋ねると、そこは江渡氏の地元事務所だった。つまり、江渡事務所に本拠を置く「任意団体」が、同じ住所にある江渡氏の支部に献金していたのだ。これなども政治資金の授受を透明化しようという規制法の趣旨を逸脱する違法献金の疑いがあると、上脇博之神戸学院大学法科大学院教授はいう。

   週刊新潮で政治アナリストの伊藤敦夫氏が「政党交付金などいらない」と憤る。<「自民党が政治改革の一環としてこの制度を議論し始めた80年代末、世の中はリクルート事件で騒然としていました。国民の政治不信は頂点に達し、ここで『政治とカネ』を断ち切らなければ自民党が崩壊してしまう。そうした強烈な危機感の下、故・後藤田正晴や羽田孜、若手では石破茂などが本気で議論を重ねたのです。(中略)結果、政党助成法は細川政権下の94年に成立します。

   ただ、その現状を見るに、当時の苦労は忘却の彼方に置き去りにされているとしか思えません。(中略)日本の政党交付金は政治家の『生活費』になっています」>

   政党助成金もわれわれの血税である。そのカネを国民のために使わず、貯め込んで私腹を肥やすことばかり考える政治屋が多すぎる。こんな輩に助成金をくれてやるのはドブに捨てるより腹が立つではないか。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか