J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

北の海獣トドなぜ九十九里浜に?ケガで仲間とはぐれ親潮に流された...

   千葉・九十九里浜に迷い込んだトドは自力で海に戻ることもできず、きのう5日(2014年11月)、鴨川シーワールドの飼育員たちに保護された。中山美香リポーターが現場を取材していた。「トドは先ほどまで、砂に顔をこすりつけたり起き上がって欠伸をしていました。でも、だんだんと動かなくなりました」

   シーワールドのスタッフが2人1組になって網を持ってトドに接近する。異変に気付いて海に逃げ込もうとするトドに網がかけられ、8人がかりで保護し、シーワールドに運ばれた。

北海道沿岸ではたびたび目撃

   トドには3か所の傷があり、発見されてからエサを食べることもなかった。中山は「トドは5月から10月にかけて、北海道沿岸部でたびたび目撃されています。グループで行動する習性があるのに、なぜ1頭だけ南の九十九里まで下がってきたのか謎です」と伝えた。

   鴨川シーワールド海獣展示2課・中野良昭課長はこう説明する。「ケガが原因で仲間たちのスピードについていけずにおいて行かれてしまったとか、潮の流れに流され房総半島まで下ってきてしまった可能性があります」