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メキシコ麻薬組織「抗議の学生」43人殺害!癒着市長が逮捕しギャングに引渡し

   メキシコ各地で大規模デモが発生している。きっかけは大学生43人が警察に連れ去られたあと殺害されたとされる事件だ。メキシコ市は1日(2014年12月)、デモ隊が車を燃やしたり店舗を破壊するなど暴徒化していると発表しているが、政府への批判を抑え込むためと見られる。

警察官がバス襲撃!遺体を川に流す?

   発端は麻薬組織との癒着が噂されているイグアラ市の市長に不満を持った教員養成大学の学生らが、抗議のためにバスで移動中に警察官らに銃撃され6人が死亡、43人が行方不明になった。43人は警察が麻薬組織へ引き渡し殺害されたと見られており、川に捨てられたという話もある。

   メキシコのカラム検察庁は事件の首謀者とされるイグアラ市のホセ・ルイス・アバル市長と妻のアングレス・ビネダら70人以上を逮捕したが、抗議のデモは収まらず、事件への対応が不十分だとしてペニャニエト大統領の退陣要求に発展し、デモは全国60か所に広がっているという。

   市長が警察、麻薬組織を巻き込んで学生を抹殺するとは信じがたい暴政だ。

   司会の羽鳥慎一「こういう事態を抑えるのが警察なのに、こういう事態を引き起こすとは...」