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大雪で寒い電車の中に8時間!乗客が協力し合ってカイロや食料配り

   強い冬型気圧配置の影響で北日本を中心に暴風や暴風雪が吹き荒れているが、きのう3日(2014年12月)、仙台と山形を結ぶ仙山線の山寺駅と面白山高原駅間の県境付近で倒木が架線に接触して停電、電車が立ち往生して乗客約300人が8時間閉じ込められた。乗客同士が助け合い寒さをしのいだ。

電気や暖房も切れた...

   乗客の女子大生は「大学に行くのに毎朝乗ってます。きのうは突然止まってしまい、火花も出ていたので、これはただ事ではないなと思いました」と話す。電車は止まってからもしばらくは車内の電灯も暖房もついていたが、そのうち切れてしまったという。

   その時の外の気温は2度前後。乗客たちは寒さに震えながら救助を待った。約3時間にカイロや食料、レスキューシートなどの救援物資が到着した。しかし、復旧の見通しはたたない。女子大生は「乗客たちは助け合いで支えあいました。男性たちが協力して物資を車内に運び込み、皆さんに配っていました」と語る。電車が動き出したのは8時間後だった。

   キャスターの齋藤孝「明治時代にも同じような事故が起きました。でも、乗客は騒ぎ出さなかったので驚いたと外国人が記述しています」

   司会の夏目三久「この寒さはいつまで続くのでしょうか」

   気象予報士の尾崎朋美「北日本の雪はきょうはいったんやむのですが、寒さの底が今週土曜日頃にやってきます。強い寒気が下りてきて、平地でも雪が降るかもしれません。来週中頃からは少し暖かくなります」